*****2023.3.2(木)*****
今日は、日帰りでサンマリノに行ってみます。
サンマリノ行きのバスが出ている、リミニという街を経由します。
朝7時、ボローニャ中央駅。
幸いにも雨は上がったが、相変わらず天気は悪い。
サンマリノ観光の拠点となる街、リミニまでは列車で約1時間半。(€10.8=約1,550円)
リミニ駅着。
まずは、サンマリノ行きのチケットとバス停を探さなきゃいけないんだけど……
駅の目の前にあったバスチケット売り場で聞いてみたら、「向かいのタバッキー(タバコ屋)で買ってね」と言われた。
駅前の横断歩道を渡った先にあるタバコ屋で、サンマリノ行きのチケットを購入。
リミニからサンマリノまで、片道€6(=約860円)。一応、往復で買っておいた。
ちなみに、支払いはカードNG。現金のみです。
”Hotel Napoleon”というホテルの前にあるバス停から、9:25発のサンマリノ行きバスに乗車。
サンマリノへの行き方については、別記事で詳しくまとめておきます。
国境がどこかも分からぬまま、1時間弱で終点サンマリノのバスターミナルに到着したのだが……
天気が悪すぎる。
いや、サンマリノは山の上にあるから、雪が積もっているのは想定の範囲内だったんだけど……
でも、まさか霧でなんも見えないとは思わなかったよね。
何はともあれ、7カ国目、サンマリノ共和国に入国!
サンマリノ共和国は、人口約3.4万人。世界で5番目に小さい国家であり、最も古い共和国。丘陵地帯が広がる国土のほぼ中央に標高750mのティターノ山がそびえ、その周囲に旧市街が広がる。晴れた日には高台から、緑の平原と海を望むことができ、石畳の坂道には土産物屋が軒を連ねている。
(参考文献:地球の歩き方)
まずは、坂道を登って旧市街へ歩いていく。
サンマリノ共和国は、イタリアで唯一現存する都市国家。
昔のイタリアは、各都市が都市国家として独立していたのだが、19世紀のイタリア統一運動(リソルジメント)でイタリアが統一される。でも、サンマリノだけは独立を貫いた。
ちなみに、サンマリノ共和国はEUに加盟していないらしい。でも、通貨はユーロ。
シェンゲン協定にも加盟していないが、イタリアを経由しないとサンマリノには入国できないので、入国審査も無し。
国連に加盟したのも、わりと最近で1992年のこと。なんだか、とても不思議な国だよね。
展望台のような場所があった。ロープウェーも通ってるのか。
山の上の旧市街は、観光地化されている。
人々が住む街は、山のふもとに広がってるんだね。
リベルタ広場。晴れている日は、ここからの眺めがとても良いらしい。
正面に建つのは、政庁(プッブリコ宮殿)。19世紀に再建されたネオ・ゴシック様式の建物。意外とこぢんまりとした可愛らしい宮殿だったよ。
19世紀に建てられたバシリカ聖堂(Basilica del Santo Marino)。
白で統一されていて、きれいな教会だった。
とここで、本格的に雨が降ってきてしまった。
でも、せっかくだから山の上の塔は見たいよね。というわけで雨の中、坂道を登っていく。
第一の塔、ロッカ・グアイタ。
ティターノ山の尾根の3つの頂には、それぞれ要塞(塔)が築かれている。ロッカ・グアイタは、3つの中で最初に着手された要塞らしい。
それぞれの塔を繋ぐように、尾根には小道が整備されている。
ちゃんと雪かきされているのが、地味に助かる。
霧や雪に覆われた景色も、これはこれで雰囲気が良い。
エルデンリングの世界を歩いているみたい。
誰かが作って残していったのであろう、小さな雪だるま。
サンマリノの売店、修学旅行先によくある土産屋みたいなんだが。
第二の塔、チェスタの塔。ここがティターノ山の一番高い頂。
本当は第三の塔、ロッカ・モンターレまで行きたかったんだけど……ここで行き止まりで、道が見つからなかったのよね。
諦めて、引き返すことにします。
土産屋には、進撃や呪術廻戦のTシャツもある。
こんなところでリヴァイや五条悟の顔を拝むことになるとは。
Chiesa e Convento di San Francescoという名前の小さな教会。
本当は、もっと色々見て回りたかったんだけどね。
あまりにも天気が悪すぎたので、このあたりで切り上げます。
帰りのバスから見えた風景。緑の丘が遠くまで広がっていた。
これ、晴れた日に山の上から見下ろしたら、めっちゃきれいだったんだろうなぁ……。
天気が悪かったのは悔やまれるけど、雪と霧に包まれた幻想的なティターノ山を歩けたから、これはこれで良しとしよう。
リミニ駅に到着。
リミニ ⇄サンマリノの路線、意外と地元の人たちも利用していて驚いた。
ボローニャへ戻る列車まで時間があったから、駅のタバッキーでエスプレッソを立ち飲みしてみた(€1.2=約170円)。
美味い! 美味いんだけどさ、やっぱり量少ないよね!
しかもすぐに飲み終わっちゃうから、店に長居しづらいっていう。
みんなエスプレッソをさっと飲んで、颯爽と去っていくからな……イタリア人、かっこええわ。
明日は、ラヴェンナ観光です!
※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。
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