*****2023.3.3(金)*****
今日は、約105km離れたヴェローナへ日帰り観光!
夜は、ボローニャからフェッラーラへ移動します。
ボローニャ中央駅から、8:10発のヴェローナ行き列車に乗ります。(€10.3=約1,480円)
朝ごはんのロールケーキ。イタリア来てから、ロールケーキばっか食ってる。
約1時間半で、ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅(Verona Porta Nuova)に到着。
歩いて観光の中心地に向かいます。
『ロミオとジュリエット』のイメージがあちこちに残る街。そして、夏の野外オペラの街、ヴェローナ。アディジェ川が、街の中央をS字に流れている。古都ヴェローナは、北イタリアの要衝として、北はアルプス、南はローマ、西はジェノヴァ、東はアクイレイアを結ぶ3本の道路の交差する街であった。
(参考文献:地球の歩き方)
駅を出てしばらく歩き、このアーチをくぐり抜けると……
ヴェローナの街の中心、ブラ広場!
この広場にあるのが、アレーナ(円形闘技場)!
1世紀のローマ時代の建築で、当時の姿がほぼ完全な状態で残されている。
チケットは迷ったけど、ヴェローナカード(€20=約2,870円)を購入。
入ると、すぐに巨大なアリーナが!
今も野外オペラなどで使われていることもあって、ヴェローナの闘技場は座席がきれいに整備されている。
観客席を登った先に見えた、ヴェローナの街並みが素敵だった。
アレーナから少し歩き、やってきたのはサン・フェルモ・マッジョーレ教会。
アディジェ川のすぐそばにある、ロマネスク教会。
ヴェローナ・カードで入場できました。
入ってみて初めて知ったのだけれど、この教会は上の階と下の階、と聖堂が2つあるのよね。
まずは下の階の聖堂に入ってみる。
下の階は、地下礼拝堂のような感じ。暗くて、とても静か。
柱のひとつひとつに、フレスコ画?が描かれていた。
上の階は、広い空間の大きな聖堂。
フレスコ画かな?が壁に残っている。時間を忘れて見入ってしまった。
ヴェローナといえば、やっぱり「ロミオとジュリエット」の聖地。
ジュリエットの家に行ってみたんだけど……
結論、入れなかった!というか、入るのを断念しました。
ジュリエットの家は、オンライン予約が必須。
予約をしていかなかった私は、その場でWi-Fiに繋いで予約しようとしたんだけど……上手く繋がらなかったのよね。
係の人に聞いてみたら、「まずジュリエットの墓に行って、そこで予約を入れてきなさい」とのこと。
でも正直、ジュリエットの墓にわざわざ赴くほどの興味が沸かなくて。
ジュリエットの家の入り口は、ものすごい数の観光客でごった返していて、係の人たちもてんやわんや。
この時点で、なんか萎えてしまったというか。
というわけで、ジュリエットの家は諦めることに。
エルベ広場。この広場周辺は、観光客だらけだった。
ヴェローナがこれほどの人気観光地だったなんて、知らなかったよ……。
まあよく考えてみれば、「ロミオとジュリエット」は英語学習者が必ず通る古典文学。世界中の人が知っている話だもんなぁ。
アメリカに住んでいた高校時代のこと。
ESL(英語を母国語としない学生のための英語クラス)を卒業して、現地の人たちと同じEnglishのクラスに加わった時に、まず読まされたのが「ロミオとジュリエット」だった。
ESLを終えたとはいえ、いきなり古典文学を読めるほどの英語力があるわけもなく……。授業が苦痛すぎて毎日泣きそうだったことは、今でも鮮明に覚えている。
ロミジュリは、私にとってトラウマ。ロミジュリとは、つくづく縁がないなぁ、と思う。
市庁舎(ラジョーネ宮)に付随する、ランベルティの塔。
徒歩で階段を登るのは無料、エレベーターは有料だった。ヴェローナカードでも、エレベーターは無料にならないみたい。
ここは別に、登らなくても良いかな。
市庁舎の中庭も素敵。
ヴェローナは、赤レンガの細い縞模様の建物が多い。
シニョーリ広場。中央に立っているのは、ダンテの像。
スカラ家の廟。
スカラ家(スカリジェレ家)は、13〜14世紀にかけてヴェローナに繁栄をもたらした名家。
ヴェローナの街には、スカラ家ゆかりの建物が今も多く残っている。
サンタ・アナスタシア教会(Basilica di Santa Anastasia)。
ヴェローナ・カードで中に入ってみる。
装飾がとにかく美しい。
この教会でも、柱や壁のいたる場所にフレスコ画が描かれていたのよね。どれも素敵だった。
ヴェローナでは、墓や廟が高い位置に設置してある。
こんなに見上げる位置に棺が置いてある光景をあまり見たことがないから、なんだか新鮮。
ドゥオーモ。
6世紀に創建されたが、12世紀の地震で崩壊し、再建された。
門のデザインが独特で面白い。
ヴェローナ・カードで中を見学してみる。
洗礼堂。中央には洗礼盤が置かれている。
ここにもフレスコ画。素敵。
ここがメインの聖堂。
広くて、装飾が派手で、とても立派。
モザイクが残っている礼拝堂もあった。
ヴェローナの教会、マジで良いな。
ロミジュリのイメージが強いので、観光客はロミジュリゆかりの建物を巡りがちだけど……
私は、ヴェローナの教会巡りをおすすめしたい。
アディジェ川を渡り、対岸へ。あの丘の上まで登ってみる。
住宅街の脇の階段を、ひたすら登る。
ふう、ようやく到着。
茶色の街並みと曲線を描く川が、とても映える。
ヴェローナの街並みは観光客が多かったからな。
遠くからこうして眺めているのが、私にはちょうど良い。
川沿いを歩いてみる。
カステルヴェッキオ。スカラ家の城で、14世紀に築城された。
城と対岸を繋ぐ、スカリジェロ橋。
元々は14世紀にできた橋だが、第二次世界大戦で破壊され、再建された。
城の中は美術館になっている。
ヴェローナ・カードで入れたので、ちょっと覗いてみます。
なんか、画風がちょっぴりコミカル。
城からの眺めも良かったよ。
城壁を歩くこともできて、とても満足。
今日はフェッラーラの宿に移動しなければならないので、この辺で切り上げます。
ヴェローナ、半日じゃ全然足りなかったわ。
けっこう回ったつもりだったけど……ロミジュリ関連のスポットには行ってないし、サン・ゼーノ・マッジョーレ教会も行けなかったしなぁ。
この街を堪能するなら、最低1泊はすべき。
というわけで、ボローニャに戻ってきた。
交通の便が良いので、本当はもっとボローニャに滞在したかったんだけどね。
ボローニャ、宿代がありえんほど高かった!
土日はホステルでも1泊€40超えてくるから、泣く泣く宿を変えることに。
ボローニャの宿が高い理由を少し調べてみたんだけど、どうやら国際見本市のせいみたい。
ボローニャで見本市が開かれる時期は、宿が総じて高くなるらしい。
うーん、こればっかりはしゃーないな。
ボローニャ中央駅から列車に乗って、約30分。
フェッラーラ駅に到着。
この日は、宿までの道のりを少し歩いただけだけど……
ボローニャに比べて、街の規模は少し小さくなり、静かになった。
ゴミゴミしてなくて、過ごしやすそうな予感。
明日は、ラヴェンナに日帰りで行きます!
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