*****2023.2.21(火)*****
豊かな水の恵みを受け、ローマ時代からの長い繁栄の歴史をもつフランス第2の都市リヨン。中世より「絹の町」として知られたリヨンは、ヨーロッパでも有数の商業都市であり、美食の街でもある。約100年前に映画が生まれたのも、ここリヨンだ。
(参考文献:地球の歩き方)
今日は、リヨン観光をします!
久々の曇り空。でも、雨が降ってないだけ良かった。

Google Maps より
リヨンの地形って面白くて、街の中心をローヌ川とソーヌ川が流れているのよね。
ざっくり分けて、川の中洲?的な部分が新市街、ソーヌ川を渡って西側が旧市街となっている。
まずは、ローヌ川を渡って新市街のほうへ歩いていく。
ベルクール広場。このあたりが、リヨンの中心地。
写真を撮影していて気づいたのだが、リヨンの建物には煙突が無数に立っている。
こんな感じの煙突が無数についた建築、前にも見たような……?
参考

ポルトガル・ギマランイスのブラガンサ公爵館
ポルトガルのギマランイスで、煙突が無数に立ったブラガンサ公爵館を見学していた。この特徴的な煙突は、フランス・ブルゴーニュ地方の影響らしい。
リヨンはブルゴーニュ地方の南に位置しており、距離的にはかなり近い。こうした煙突は、このあたりの特徴的な建築なのかもしれない。
暗くて申し訳ないのだけれど……サン・テグジュペリ像。
小説「星の王子さま」の作者アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリはリヨン生まれ。
次はソーヌ川を渡って、旧市街へ。
サン・ジャン大聖堂と、その先に見えるのがフルヴィエールの丘。
橋の上からは、フルヴィエールの丘の上に建つノートルダム大聖堂がよく見える。
天気がイマイチなのが惜しかったなぁ……。
サン・ジャン大聖堂。無料で見学できます。
小さな博物館のような場所もあって、そこも無料で見学できる。
フランス最古の天文時計だって。
円盤に、暦がびっしり書かれている。
バラ窓も美しかった。
それぞれの円には、たぶん聖書の場面や聖人の生涯などが描かれているのだと思う。
次は、Vieux Lyon駅からケーブルカー(Funiculaire)に乗って、フルヴィエールの丘に登ってみる。
フニコラーレといえばナポリのものが有名だけど、フランスでもフニコラーレって言うんだね。知らなかった。
チケットは、往復で€3.5(=約500円)。
Fourvière駅着。乗ってる間は終始トンネルの中で、景色は見えなかった。
ナポリじゃないけど、ジョジョ5部を思い出しちゃたよ。
駅から出ると、目の前にノートルダム大聖堂がそびえ立っていた。
塔が、とても印象的。
19世紀に建てられた、わりと新しい大聖堂。1870年のリヨン・コミューンにおける、社会主義勢力に対するキリスト教勢力の勝利の象徴として建造されたらしい。
この教会、内装が凄かったよ。
壁の絵画が素敵だった。画風も独特。
地下の礼拝堂。
いろんな言語で聖書やキリストについて書かれたパンフレットが、ずらりと置いてあった。
観光地にしては宗教色が強くて、少し驚いた。
なるほど。リヨンはフランス最初のキリスト教の街で、巡礼の地でもあるのか。
厳格なカトリック大聖堂なんだね。
大聖堂の脇から、リヨンの街並みが見渡せた。やっぱ、今日は天気悪いな。
今日は、このあたりをずっと歩いてきたんだよね。
あのビル街は、昨日リヨンに到着した時に利用したパール・デュー駅周辺。
今まで見てきたヨーロッパの多くの都市は、景観を意識してか高層ビルが建っていなかったからね。この景色はとても新鮮。
北のほうには、クロワ・ルースの丘が広がっている。
あのあたりは絹織物工業が発展して、職人さんたちの工房があったエリアみたい。
少し歩くと、ローマ劇場があった。
丘の斜面を利用して築かれている。
かなり上のほうまで土台が残っていて、相当な規模の劇場だったんだろうな。
リヨンの街、様々な時代の建築物に出会えるから面白い。
再びケーブルカーで丘の下に戻り、旧市街を散歩。
映画博物館。リヨンは映画発祥の地としても有名らしい。
1895年に、リュミエール兄弟がシネマトグラフという撮影・映写機を発明し、最初の映画はリヨンで撮影されたのだそう。
このあたりには、トラブールと呼ばれる路地があるはずなんだけど……入り口がまったく分からず、見学は諦めた。
織物工業が盛んだった頃に、商品を雨で濡らさないように造られた屋根付きの小道なんだって。
サン・ポール教会。閉まっていて、中には入れなかった。
ソーヌ川を渡って、クロワ・ルースの丘周辺を歩いてみる。
だまし絵の建物(Fresque des Lyonnais)。
リヨンにゆかりのある30名の人物たちが描かれているらしい。
”シテ・クレアシオン”というアーティスト集団がいるらしく、彼らがリヨンの壁画の多くを手掛けているらしい。
さすがに丘なだけあって、このあたりには階段や坂道が多い。
適当にぶらぶら歩いてみたけど、細い路地が多くて、旧市街とはまた違う雰囲気だった。
リヨン市庁舎。17世紀に建てられた建物。
こっちは、リヨンのオペラ座。ドームが印象的な、独特な建物だよね。
しばらく歩き、ポール・ボキューズ市場へやってきた。
リヨンの有名なシェフであるポール・ボキューズの名前がついた市場。
美味しそうなケーキがたくさんあったよ。でも、高かった。
私には高級すぎて、敷居が高かったな。
貧乏旅行者の私は、スーパーで値引きシールが貼られたフォンダンショコラを購入。
これで、十分幸せだわ。フランス来てから、甘いもの食べてばっか。
明日は、リヨンからイタリアのトリノへ移動します!
※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。
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