*****2023.2.19(日)*****
今日は、アヴィニョンから20kmほど離れた場所にあるポン・デュ・ガールに足を延ばしててみます。
午後は、アヴィニョン観光するよ!
まずは、ポン・デュ・ガールを目指します。
ポン・デュ・ガール行きのバスは、アヴィニョン中央駅のすぐそばにあるバスターミナル(Avignon Pem)から発車します。
ポン・デュ・ガール行きのバス、この時期の昼間は8:45、11:45、16:30発の3本しか無いのよね。ちなみに帰りは、13:20、17:31、18:41発のみ。
私は朝イチで行くことにしましたが……ポン・デュ・ガールを訪れる際は、あらかじめウェブサイトで時刻表を確認の上、計画を立てていくことをおすすめします。
ポン・デュ・ガールの行き方詳細は、別記事にまとめておきました。
ポン・デュ・ガール行きバスは、115番のAles行き。
€1.5(=約215円)を運転手さんに支払いました。
道中には、長閑な景色が広がっていた。
約40分ほどで、ポン・デュ・ガールの最寄りバス停(Vers-Pont du Gard)に到着。
ここから歩いて、ポン・デュ・ガールに向かいます。
ポン・デュ・ガールのバス停で下車したのは、私だけ。
みんな、車や自転車でポン・デュ・ガールを訪れているみたい。特に、サイクリストたちの姿が多かったな。
ポン・デュ・ガールの入り口に到着。
チケットはウェブサイトで事前に予約(€6.5=約930円)していたのだが……どこから見学すれば良いか分からない。
ウロウロしていると、インフォメーションから係の人が駆けつけてくれた。
スマホでチケットを見せると、地図をくれて、おすすめの見学順路を教えてくれたよ。
おすすめされた通り、まずはミュージアムから見学してみる。
このミュージアム、立派だったわ。
このあたりは、ガリア・ナルボネンシスと呼ばれる地域だったらしい。
ローマ時代から、水道管があったんだね。現代と変わらないじゃん。
どうやってアーチを建築していたのか、ずっと疑問だったけど……
こんな感じで、木の枠組みで支えていたのね。
15分程度の映像も鑑賞。ミュージアム、見応え抜群だった。
ミュージアムを出て、少し歩くと……見えてきた!
ポン・デュ・ガール!
政治家アグリッパが命じて建造された水道橋。水源地ユゼスから、今のニースまで水を引くために建てられた。
下の橋は、自由に渡ることができる。
橋からの眺め、めっちゃ綺麗だな。
この側面にぽこぽこ出てる石、何のためなんだろう?
3段アーチが美しい。
ガイドツアーに参加すれば、一番上の橋も歩けるらしいんだけど……この日はガイドツアーが無かった。残念。
オフシーズンは、たぶんガイドツアーをやっていないんだと思う。
橋の上まで登れる道があった。
これがポン・デュ・ガールの端っこ。
ポン・デュ・ガールの一帯は公園のようになっていて、いくつかハイキングコース的な道があるのよね。
せっかくなので、歩いてみることに。
特に目印もなく、永遠と舗装されていない小道が続くから、迷ってしまったよ。
適当にさまよってたら、なんとか橋まで戻ってこれた。
帰りのバスまで時間があるので、持ってきたお昼のサンドウィッチをぱくり。
帰りは、行きとは反対車線のバス停から、13:20のバスに乗車しました。
アヴィニョンに到着。
ここからは、アヴィニョン観光をします!
中世の城壁に守られた古都、アヴィニョン。法王庁がこの街におかれていた時代の名残である法王庁宮殿、童謡で有名な「アヴィニョン橋」など、見どころがぎっしりと詰まっている。夏の演劇祭の時期には、街全体が劇場と化し、世界中から訪れる観光客でにぎわう。
(参考文献:地球の歩き方)
市庁舎と時計台広場。
レストランやカフェが並んでいて、この辺りはとても賑やか。
法王庁宮殿。さすがに、建物でかいな。
1335年から1352年にかけて建てられた、ヨーロッパ最大のゴシック宮殿。
入場料は€12(=約1,700円)とお高めだったけど、なんとタブレットが支給された!
このタブレットに表示されるガイドに従って、見学します。
フランス革命の時に聖像などが全て破壊されたらしく、中はがらんとしている。
でも、タブレットを通じて、当時の部屋の再現イメージを見ることができて面白かった。
撮影禁止だったけど、14世紀のフレスコ画が残っている部屋もあって、見応えがあった。
アヴィニョンといえば、”教皇のバビロン捕囚”だもんね。
教皇がアヴィニョンにいた時期は約70年と長くはないけれど、その間にこれだけ立派な法王庁を建てて、この地がカトリックの中心として繁栄したんだもんなぁ。
有名な世界史の舞台に立つことができて、とても感動。
※教皇のバビロン捕囚…1309年にローマ教皇がフランス王の圧力に屈する形でアヴィニヨンに移され、1377年までの68年間、教皇がローマを離れた。その時代のことを、古代のバビロン捕囚になぞらえて”教皇のバビロン捕囚”と呼んでいる。
法王庁宮殿の隣にあるのは、ノートルダム・デ・ドン大聖堂(Notre Dame des Doms d'Avignon)。
中はなぜか、とても混んでいた。
ロシェ・デ・ドン公園(Rocher des Doms)を歩いて、ローヌ川のほうへ。
アヴィニョン橋(サン・ベネゼ橋)とローヌ川。眺めが最高に良い!
対岸にも、立派な城壁が。
本当、ヨーロッパはどこにでも城壁がある。
アヴィニョン橋まで降りていく道が、城壁の上に繋がっていた。
こういうの、ワクワクするんよね。
アヴィニョン橋は入場料がかかるので、今回は遠くから眺めることに。
隣の橋から、アヴィニョン橋がよく見えた。
建設された12世紀当時は、対岸まで繋がっていたらしいけど……
度重なる氾濫で、現在は4つのアーチとサン・ニコラ礼拝堂を残すのみとなっている。
法王庁宮殿も、きれいに見えた。
工事してたのが残念だったな。
アヴィニョンに3泊したけど、居心地良かった。
生活に必要な店は揃っているし、街並みはきれい。
いいなぁ、南仏に住みたい。
明日は、リヨンに移動します!
※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。
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