＊＊＊＊＊2023.3.1（水）＊＊＊＊＊
2023年も、気づいたら3月になってしまった。
時が経つのが早すぎる。マジであっという間。
旅に出る前は、「人間は長生きしすぎ。わりと充実した人生だったし、30歳でころっと死んでもいいかな」と考えていた社会不適合者の私ですが……
旅を始めてから、「帰国したらアレやりたい！」「コレ勉強し直したい！」と、色々とやりたいことや興味が沸き起こるようになった。
アレやりたい、コレやりたい、とメモしていたら、人生二度あっても足りないんじゃないかというような、膨大なリストが出来上がりつつある……。
私は生きる意味を見出すのが苦手で、今まで目標もなく惰性で人生を過ごしていたから……旅を通じて心境の変化を感じられたのは、とても驚き。
これから待ち受けるであろう長い人生において、生きる目標ややりたいこと、働く（金を稼ぐ）モチベーションを発見できたことは、この旅での大きな収穫だと思う。
こういう発見があるからこそ、本来はもっと早いうちに旅に出るべきなんだろうな。
今日のシエナは、あいにくの雨。イタリアに来てから、天気が悪い日ばかり。
昨日のシエナ観光で晴れたの、マジで奇跡だったな。
シエナ駅で、バスを待ちます。
今日の移動もFlixbus。シエナからボローニャまで、€12.98（＝約1,870円）。
今回は、フィレンツェでバスの乗り換えを挟みます。
Flixbusは、安定の遅延。
今日はフィレンツェで乗り換えがあるので、次のバスを逃さないか心配。
一応、バス停はここであってるよな？と確認するために、隣でバスを待っていたおじさんに話しかけてみた。
すると、彼も同じFlixbusに乗車予定で、しかもフィレンツェでバスを乗り換えてボローニャまで行くという。
乗り換えまで私と一緒だとは……なんと心強い！
しかも、ボローニャの病院に通っているみたいで、いつもこの路線を利用しているんだって。
彼と一緒に行動すればOKじゃん！ ということで、不安は一気に吹き飛びました。
おじさん、ローマ住みのイタリア人だった。
バスに乗る時も「レディースファーストだよ！」と言って順番を譲ってくれたし、とても気さくで紳士なイケおじだったなぁ。
結局、30分遅れでバスに乗車。1時間くらい、バスに揺られていました。
フィレンツェのVilla Costanzaというバスターミナルで乗り換えだったのだが……
このバスターミナル、屋根がない！
荷物もって傘さして、寒い中じっと立って待ってるの、地味に辛かった。
本来は、乗り換え待ち時間が1時間だったけど……前のバスが遅れてくれたおかげで、待ち時間が15分に短縮されたのが幸い。
無事に、次のボローニャ行きバスに乗車できた。
外を見てみると……なんと雪！
あれ、今って3月だよね？ イタリアの3月って、雪積もるんか……。
ボローニャのバスターミナルに到着！
イタリアのバスターミナルにしては、かなり規模が大きいほうだと思う。
私が到着した時には、雨だったんだけど……車には、まだ雪が残っていた。
午前中は、ボローニャでも雪が降っていたんだろうね。どおりで寒いわけだ。
今日はあいにくの天気ですが、ボローニャの街を少しだけ歩いてみるよ！
赤いれんが色に染まる「芸術の街、ボローニャ」は、今も中世やルネサンス、バロック時代の息吹が感じられる古都。豪壮な館が軒を連ね、通りにはポルティコ（柱廊）がどこまでも続く。現在のボローニャは、経済都市。絵本や靴、美容機具をはじめとする国際見本市が開かれることでも有名だ。
（参考文献：地球の歩き方）
ボローニャで見ておきたかったのが、ポルティコと呼ばれる建築。
ポルティコとは、アーケードみたいな屋根付きの歩道のことで、写真のように柱廊が並んでいるのよね。
建物と一体になっていて、この建築技法が評価されて2021年に世界遺産に登録された。
しかし、こんなにも街のいたる場所にポルティコがあるとは知らなかった。
傘ささずに歩けるから、超便利。
街の中心、マッジョーレ広場。
ボデスタ館。
神聖ローマ帝国皇帝が任命した都市長官の住まいだった場所。
1164年に、ボローニャの市民が神聖ローマ皇帝の任命によりやってきた長官を追い出し、自由都市ボローニャが誕生した。
その後は、ボローニャ市民が首長を選出して政治を運営したらしい。この館は、そのオフィスとして機能した。
この時計塔のある建物は、市庁舎（コムナーレ宮）。
教皇代理施設の居館として建てられた。
このデカい教会は、サン・ペトロニオ聖堂。
14〜17世紀にかけて建造されて、今も未完成らしい。
中は撮影NGだったから写真はありませんが……礼拝堂やフレスコ画、聖像など見応えあったよ。
右側にあるのは、海神ネプチューンの噴水。
しかし、今日の写真はひどいな。雨でスマホがビショビショだったのと、手が悴んでしまって、まともに写真が撮れなかった。スマソ。
ボローニャは観光ではなく、近郊の街を訪れるための拠点として滞在することにしたんだけど……ポルティコを歩くことができて良かった。
明日は、サンマリノに行ってみます！
※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。
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