*****2023.3.26(土)*****
ヨーロッパは、今日からサマータイムが始まった。
海外ではサマータイムではなく、”Daylight Saving Time”と言うらしい。
寝ている間にスマホの時計が自動的に切り替わるので、生活には支障はないけど。今日は1時間、寝る時間が少なかったっというわけです。
それにしても、スペイン、フランス、イタリア、スロベニア、クロアチア、と東から西へ移動してきたけれど、これらの国はすべて同じタイムゾーン。時差が発生していない。
旅行者としては時差がないのは嬉しいけれど、なんだか不思議。タイムゾーンも、EU域内で示し合わせているのかな?
さて、今日はいよいよシェンゲン協定圏を抜けて、モンテネグロのポドゴリツァまで移動します。
パスポートを提示して国境を越えるのは、モロッコ→スペイン間のジブラルタル海峡を渡って以来のこと。
正直、緊張して眠れなかった。内心ドキドキ。
もう4ヶ月近く旅しているのに、国境越えに関しては旅初心者丸出しっていうね。
ドゥブロヴニクのバスターミナルへ。
少し早めに行って、ポドゴリツァ行きバスのチケットを購入(€24.55=約3,600円)。
バスは15:00発。オフシーズンだからか、1日1便だった。いつもなら夜着を避けるんだけど、こればっかりは仕方がない。
ちなみに、時刻表はBus Croatiaのウェブサイトで事前に調べておきました。
ドゥブロヴニク→ポドゴリツァのバス国境越えについては、別記事でも詳しくまとめておきます。
バスは出発の20分前くらいから、すでに乗客を乗せ始めていた。
クロアチアに限ったことじゃないけど、バルカン半島のバスはかなり優秀だと思う。早めに乗客を乗せ始め、出発時刻ピッタリに発車することが多かった。(もちろん、遅れることもあるけど)
バルカン半島のバスに乗る際は、早めの行動を心がけても良いかもね。
バックパックだけ荷台に預けようとしたら、「サブリュックも預けなさい」と言われてしまった。
サブリュックには、パソコンもカメラも入ってるんだが。最悪。
でも、バスの運転手さんがスキンヘッドで厳つくて、声デカくて怖かったんだもん。迫力に気圧されて、言い返せなかった。
バスの前で貴重品を広げて荷物整理をするのも嫌だったので、ささっとパスポートや財布、水と食料と携帯の充電器だけを車内に持ち込んで、その他の持ち物はすべてバスの下に預けた。
今まで移動中にサブリュックを手放したことがなかったので、超不安。私の荷物たち、大丈夫かなぁ……。
ちなみに、預け荷物代は€1。2つ預けたのに、なぜか€1だけで大丈夫だった。
バスは、定刻に発車。美しいアドリア海沿いを走っていく。
この区間、可能なら海側に座ることをオススメします。
45分ほど走ったところで、クロアチアとモンテネグロの国境に到着した。
まずは、クロアチアの出国。バスを降りて、パスポートコントロールに並んだ。
特に何も聞かれることもなく、お姉さんがスタンプをガシャン。
クロアチアを出国したら再びバスに乗り、少し走ったところで今度はモンテネグロ側の入国審査。
またバスを降りて、モンテネグロのパスポートコントロールへ。
こちらも、特に何も聞かれることもなく、無事にスタンプを押してもらえた。
日付の月の部分が、ローマ数字で表示されている。
こんな表記の仕方もあるんだね。
とにもかくにも、これで90日以内にシェンゲン圏を抜けることができた。
無事に西ヨーロッパを横断できたことに、ほっと安堵。
そして、沸々と達成感が込み上げてきて、思わず泣きそうになった。
長期旅行は初めての経験だったから、日本を出発する前は旅がどこまで続くか分からなかった。
でも、いざ出発してみたら、案外すんなりとモロッコからここまで辿り着くことができた。
この経験は、間違いなく今後生きる上での自信に繋がってくると思う。
なんだかんだ言って、楽しくやり遂げちゃうじゃん、私。
コトル湾のあたり。このあたりの景色、とても美しかった。
このバスは、ずっと窓の外を見て過ごしていたよ。
街の景色に、四角い建物や背の高いビルが増えた気がする。
少し、アジアみがあるというか。景色が日本と似てる気がしなくもない。
今まで旅してきた西ヨーロッパとは、明らかに景色が変わったな。
バスは海沿いを離れて、内陸へ入っていく。
シュコダル湖。モンテネグロとアルバニアの国境にある、バルカン半島最大の湖。
ちょうど日が傾く時間帯で、湖と空がきれいだった。
19:40頃に、ポドゴリツァのバスターミナルに到着。
もう夜だったので、この日はまっすぐ宿にチェックイン。
無事に、10カ国目モンテネグロに入国です!
旅を初めてから、約4ヶ月が経とうとしていること。
シェンゲン圏を抜けたこと。
そして、ここから先は文化的にも西ヨーロッパとは明らかな変化が見られること。
私の気持ち的に、クロアチアからモンテネグロに抜けたタイミングは、”ひとつの節目”じゃないかと思っています。
というわけで、ここで一旦のピリオドを打とうかなと。
ズバリ、第1章 モロッコ・西欧編、完。
モロッコと西欧をひとくくりにするのは変な話だけど、これは私の気持ちの中での区切りだからツッコまないでね。
そして、旅はまだまだ続きます。
明日からは、第2章 バルカン・東欧編のスタートです。
※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。
モンテネグロの旅行情報は旅行メモをご覧ください!
▼ 続きはこちら
-
【Day105】雷雨のポドゴリツァで過ごす休日。久々に日本人と会話したらモヤっとした話
続きを見る
\旅のお供に「地球の歩き方」!/
\宿はBooking.comで予約しています!/