世界放浪記 クロアチア

【Day103】ドゥブロヴニク観光2日目。スルジ山の山頂から見た景色が最高だった!

 

*****2023.3.25(金)*****

 

ドゥブロヴニク

ドゥブロヴニク観光、2日目。

今日は、ドゥブロヴニク旧市街の背後にある標高412mのスルジ山に登ってみます。

 

通常なら、山のふもとからロープウェイを利用して頂上までアクセスするのが早くて楽なのですが……

 

ドゥブロヴニク

前日の写真

私が滞在していた時は、ロープウェイがメンテナンス中で動いていなかった。

というわけで、頑張って徒歩で登山することにします。

 

ドゥブロヴニク

まずは、スルジ山への頂上へ続く登山口へ。

 

登山口の場所は、このあたり。車通りの多い幹線道路の目の前です。

 

ドゥブロヴニク

あの鉄塔が立っているあたりを目指す。けっこう大変そうだな。

 

ドゥブロヴニク

最初は、藪の中の道が続く。

 

ドゥブロヴニク

しばらく歩くと、きちんと整備された登山道へ変わった。

 

ドゥブロヴニク

ドゥブロヴニク

ドゥブロヴニク

まだ中腹のあたりだけど、旧市街と城壁がとても美しかった。

これほど立派に城塞が残っているなんて。マジで映画の世界。

 

ドゥブロヴニク

それにしても、この登山道は歩きづらい。

大きな石がごろごろ敷かれた砂利道だから、地面が乾いていても意外と滑る。

登山する方は、歩きやすい靴で登ることをおすすめします。

 

ドゥブロヴニク

頂上まで登り切った! ふもとから、約1時間で到着。

まずは、展望台に上がってみる。

 

ドゥブロヴニク

ドゥブロヴニクの街とロクルム島がよく見える!

でも正直、写真は登山途中のほうが美しく撮れるかも。頂上の展望台からだと、ロープウェイのケーブルや鉄塔が少し邪魔……。

 

ドゥブロヴニク

山頂には、レストランや土産屋もあったよ。

 

ドゥブロヴニク

さて、わざわざ1時間かけてスルジ山の山頂に登った理由は、景色以外にもあって……それが、クロアチア紛争博物館

このスルジ山も、クロアチア紛争で戦場となった。当時使われていた要塞の跡地が、今は紛争に関する博物館となっている。

入場料は、€4(=約590円)。

 

ドゥブロヴニク

ドゥブロヴニク

1991年から始まったクロアチア紛争(ユーゴスラビア紛争)で、ドゥブロヴニクはセルビア・モンテネグロ勢力によって7ヶ月もの間包囲され、砲撃された。

 

ドゥブロヴニク

ドゥブロヴニクの旧市街が砲撃された時の映像を見た。日付は、1991年12月6日。私が生まれる1年前だ。

この時代の映像はカラーで記録されているから、余計にショッキングだったな。

今はきれいに修復されて美しい街並みが広がっている旧市街も、ほんの30年前には戦場だった。その事実がまるで嘘のようで、信じられない。

 

ドゥブロヴニク

ドゥブロヴニク

ドゥブロヴニク

要塞の上に登ってみた。

 

ドゥブロヴニク

この場所は、ドゥブロヴニクの全景を見渡せる絶好のスポット。

攻める側にとっても、防衛する側にとっても、この要塞が地理的にとても重要な場所だったことが分かる。

 

ドゥブロヴニク

クロアチアを旅しながら思ったけど……

30年前に戦場であったことを微塵も感じさせないほど街を完璧に修復し、観光の中心地ではなくアクセスしづらい山の上に紛争博物館を建てている。

ユーゴスラビア紛争を知らない若い世代の観光客は、クロアチアを訪れてもこの地で戦争があったことは知らずに去るんじゃないかな。

さすが観光立国というべきか、クロアチアの美しい部分だけを上手く演出して見せている、とも思うわけです。別に、それが悪いことだとは言わないけどさ。

 

ドゥブロヴニク

正直、博物館で解説されていた内容は難しく、また私の勉強不足もあり、よく理解できなかった。

第一次世界大戦、第二次世界大戦、ユーゴスラビア紛争。なぜ、このバルカン半島で事あるごとに重要な事件や争い、対立が起き、戦場となるのか。

バルカン半島を旅する中で、私はこの地で起きていることを少しでも理解できる日が来るのだろうか。

 

そんなことを悶々と考えながら、のんびり下山しました。

 

※ この話題については、サラエボの旅行記で詳しく語ります。

 

 

ドゥブロヴニク

せっかくなので夕方、宿近くの海辺を歩いてみた。

 

ドゥブロヴニク

地元のおっちゃんたちが、タバコ吸いながら釣りをしている。

 

ドゥブロヴニク

ドゥブロヴニク

明日はいよいよ、シェンゲン圏を出る。

スペインに入国してから、ここまで到達するのに78日。長いようであっという間の旅路だった。

我ながら、完璧なルート計画だったと思う。ヨーロッパの西の端からここまで陸路で来れたことに、深い感動を覚えたよね。

この先は正直、未知の世界。いったい、どんな景色が待っているのだろうか。

 

達成感と期待と不安が入り混じる中、私は太陽が沈むのを見送った。

 

 

明日は、モンテネグロのポドゴリツァに移動します!

 

 

※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。

 

 

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