世界放浪記 イタリア

【Day86】アクイレイアの考古地区を見学!バシリカのモザイク床とフレスコ画が凄かった

2023年4月14日

 

*****2023.3.8(水)*****

 

地図

Google Maps より

今日は、トリエステから35kmほど離れた場所にあるアクイレイアに日帰りで行ってみます。

 

 

トリエステ

今日は、イタリア観光の最終日。

イタリアはずっと天気が悪かったからな。最終日は晴れてくれて良かった。

 

トリエステ

まずは、トリエステ中央駅(Trieste Centrale)から、アクイレイア行きのバスが出ているCervignano-Aquileia-Gradoという駅まで行きます。

所要時間は、電車で約40分。€5.2(=約740円)。

 

トリエステ

電車は海沿いを走るので、オーシャンビュー!

窓が汚いのが残念だけど。

 

アクイレイア

Cervignano-Aquileia-Grado駅に到着。

ここから、アクイレイア行きのバスに乗り換えます。

 

アクイレイア

バスチケットを買わなきゃいけないんだけど、どこで買えばいいのか分からない。

トレニタリアのチケット売り場の人に聞いてみたら、「バフェ」で買えるという。

「バフェって何やねん!」と思ったけど……”BUFFET”と書いてあるカフェがすぐに見つかった。なるほど、この店のことを言っていたのね。

 

アクイレイア

タバッキ兼カフェみたいな雰囲気の店だった。往復で購入(€3.4=約480円)。

 

アクイレイア

Cervignano-Aquileia-Grado駅の駅前から、G26のバスに乗車。

 

アクイレイア

15分ほどで、アクイレイアの観光中心地の最寄りバス停、AQUILEIA via G.Augusta (park, direzione Cervi), loc. Belignaに到着。

 

アクイレイアまでのアクセス方法は、別記事に詳しくまとめておきます。

 

 

アクイレイア

アクイレイアまでやってきた目的は、聖堂を見学するためなのですが……。

聖堂が開くのが10時からなので、それまで近くを散歩してみることに。

 

 

イタリア北東部、ポー平原に位置するアクイレイアは、紀元前181年に共和政ローマが軍事目的で建設した街。 現在もこの地に残るバシリカ総主教聖堂は、1031年に再建されたもので、東方正教会の中央ヨーロッパへの布教拠点であった。繁栄を極めた当時の遺跡は、世界遺産に登録されている。

(参考文献:すべてがわかる世界遺産大事典)

 

 

アクイレイア

といっても、アクイレイアはめっちゃ田舎。

バス停周辺は、閑静な住宅街だった。

 

アクイレイア

Sepolcreto Romanoという施設が無料だったので、入ってみる。

 

アクイレイア

アクイレイア

アクイレイア

棺や石像が、野ざらしに置いてある。

ローマ時代の墓地(ネクロポリス)だったみたいです。

 

アクイレイア

柵に覆われていて、入ることはできないが……アクイレイアの至るところに、こうした広大な土地がある。

ローマ時代のものであろう石像や柱の残骸、石板などがゴロゴロ置いてあって。たぶん、ここ一帯全部が発掘現場なんだろうな。

 

 

アクイレイア

10時になったので、本命のサンタ・マリア・アッスンタ聖堂(バシリカ総主教聖堂)へ。

€10(=約1,450円)のフルチケットを購入。

 

アクイレイア

中に入った瞬間、凄すぎてぶっ倒れそうになった。

 

アクイレイア

だって、見てよ!

大聖堂の床が、全部モザイクタイルなんだもん。

 

アクイレイア

アクイレイア

アクイレイア

魚や漁など、海をテーマにしたモチーフが多い。

 

アクイレイア

アクイレイア

モザイクもすごいんだけど、フレスコ画も負けてない。

1031年に再建されたとはいえ、約1000年前に建てられた施設ってことでしょ?

こうしてモザイクやフレスコ画が綺麗に残っていること自体が、本当にすごいことだよね。

 

アクイレイア

個人的に最も気に入ったのは、聖堂の地下。

マジで、色鮮やかなのよ。

 

アクイレイア

アクイレイア

アクイレイア

アクイレイア

画風がとても可愛いらしい。線が太めで、少し漫画チック。

 

アクイレイア

聖堂地下の発掘エリアも見学できた。

 

アクイレイア

マジで、モザイク床の面積がとにかく広い。

 

 

アクイレイア

アクイレイア

洗礼堂の奥にも、モザイク床。

 

アクイレイア

一旦聖堂を出て、近くにあるDomus E Palazzo Episcopaleという施設へ。

 

アクイレイア

アクイレイア

ここにもモザイクが展示してあった。

それにしても、モザイクでこんなにも美しくグラデーションを表現できるんだね。

この技術、マイクラで生かせそう……とか考えてしまうあたり、私の頭は完全にゲーム脳。

 

アクイレイア

2階は、シリアのパルミラ遺跡の写真展だった。

 

アクイレイア

パルミラ遺跡は、2017年にISによって破壊されてしまった

いつか行ってみたいと思っていた場所のひとつだったんだけど。

 

こういう展示を見ていると、写真って貴重なデータになるんだなって思う。

いつ、どの資産や景色が失われるか分からないからね。

今まで各地で膨大な数の写真を撮影してきた訳だけど……いつか、「あの時撮っておいてよかったな」と思う日が来るのだろうか。

 

アクイレイア

アクイレイア

教会の隣にも、考古学エリアがあった。ここは、ローマ時代の市場があった場所みたい。

アクイレイアの良いところって、観光地化しているというよりも、「発掘エリアを一般に公開しています」というスタンスなところ。

まだまだ発掘中の遺跡で、研究や保存が現在進行形で行われていることが、よく分かるよね。

 

アクイレイア

続いて、教会近くの考古学博物館に行ってみる。

入場料を払う気マンマンで行ったんだけど、なぜか無料で入れてくれた。

いつも無料なのかな? よく分からん。

 

アクイレイア

アクイレイア

こうして頭だけ並べられると、ちょっと怖い。

 

アクイレイア

ローマ時代の骨壷だって。

 

アクイレイア

アクイレイア

アクイレイア

ガラス瓶、鍵、鏡。

これ、ローマ時代の展示を見るたびに毎度言ってるけど……ローマ人の生活は、現代とまるで変わらんと思う。違うことといえば、電気がないことくらいじゃないの?

 

アクイレイア

この博物館の見どころのひとつが、宝石

これほどのグラデーションが作れるほど、ローマ時代から宝石の種類が豊富で、人々は石の知識を持っていたってことだよね。

ローマ人、趣味嗜好も現代人と変わらんわ。

 

アクイレイア

博物館の庭には、石壺が積み上げられたピラミッドがいくつもあった。

これも骨壷なのかな?

 

アクイレイア

帰りも、行きと同じでバスと電車を乗り継いでトリエステに帰りました。

アクイレイア、面白かったなぁ。

 

 

明日は、スロベニアに向かいます!

 

 

※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。

 

 

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