世界放浪記 スペイン

【Day30】グラナダ観光1日目!アルバイシン地区の石畳の街並みを散歩

2023年1月23日

 

*****2023.1.11(水)*****

 

シエラ・ネバダ山脈の麓の平野に位置するグラナダ。1236年にコルドバがキリスト教徒に奪回されてからは、ナスル朝グラナダ王国の首都となり、イベリア半島におけるイスラム最後の砦として繁栄を極めた。スペイン統一以降、イスラム教徒は追放されたが、アラブ様式は破壊されることなくキリスト教文化に接ぎ木された。「グラナダのアルハンブラ宮殿、ヘレラリーフェ離宮、アルバイシン地区」は世界遺産にも登録されている。

(参考文献:地球の歩き方)

 

 

グラナダ

人生で一度は必ず訪れたかった街、グラナダ

気合を入れて宿を出ましたが……天気が悪い

霧雨が降ってるし、非常に寒い。

 

グラナダ

グラナダ

スペインに来てから、街を歩いていると宝くじ屋をよく見かけるのよね。

 

グラナダ

グラナダ

グラナダ

グラナダの中心地は、街並みがとてもきれい。

 

グラナダ

天気が回復することを祈りつつ、先にカテドラル王室礼拝堂を見て回ります。

 

 

グラナダ

グラナダ

まずは、王室礼拝堂へ(5€=約700円)。

グラナダをイスラム教徒から奪回したカトリック両王カスティーリャ女王イザベル1世と、アラゴン王フェルナンド2世)の遺体が安置されている場所。

この二人の結婚により、カスティーリャとアラゴンが統合してスペイン王国が成立したので、カトリック両王はスペインの歴史を語るには外せない人物。

この建物は1521年の完成で、隣のカテドラルよりも古いらしい。

 

グラナダ

中は写真撮影NGでしたが……

大理石でできた墓の彫刻っていうのかな、美しかった。

地下の棺が安置されている部屋も見学できて、中はとても厳かな雰囲気でした。

あと、中世時代っぽい雰囲気の宗教絵画もたくさん展示してありました。

 

 

グラナダ

次は、カテドラル。もう、デカすぎて写真に収まらん。

グラナダ陥落後に、モスク跡に建設された大聖堂。

プラテレスコ様式という、イタリア・ルネサンスをベースにしながらも、アラブ的なムデハル様式の要素などが見られるスペイン・ルネサンスの建築。

 

グラナダ

カテドラルも王室礼拝堂も、壁に何か書いてあるのよね。

これって、落書き? それとも当時からあったものなのかな?

 

グラナダ

こういう装飾、めっちゃ好み。

 

グラナダ

入場料は、5€(=約700円)。

チケット買うときに説明されて初めて知ったけど、チケットのレシートにWi-Fiパスワードが書いてあって、ネットに繋いでオーディオアプリをダウンロードできるんだってさ。

王室礼拝堂もマラガのカテドラルも、アプリダウンロードのQRコードが書いてあることには気がついていたけれど。「SIM買ってないからダウンロードできないじゃん!」って思ってたんよ。

Wi-Fi通ってるのは気づかなかったわ。まったく、快適に観光ができるようになったもんだ。

 

グラナダ

グラナダ

言葉が出ない。ただ、ただ、美しい。

 

グラナダ

グラナダ

グラナダ

とにかく、中央のドームが圧巻だったね。

絵画もたくさん並んでたし、バルコニー的なものが何段か重なった造りになってるのも、面白かった。

 

グラナダ

グラナダ

グラナダ

カテドラルを出たところで、おばちゃんにハーブ?みたいな葉っぱを差し出された。

怪しいからシカトしたけど、あの葉っぱは何だったんだろう。

 

グラナダ

天気が回復しない。

寒すぎて体が冷えたので、ここで一旦宿に帰りました。

 

 

グラナダ

昼食は、スーパーで買ったツナのパイ€1.25=約175円)。

 

 

ここで、イタリア人のユーリという男性と知り合いました。

”ユーリ”っていう名前は、ロシアの名前なんだって。親がロシア映画好きだったらしい。

イタリア出身だけど、スペインのマラガに長いこと住んでいる方で、グラナダには仕事の都合で滞在中なんだって。スペイン語も堪能でした。

 

スピリチュアルミュージック?が好きで、自分でギターを演奏して作曲しているらしく、彼が作った曲も聞かせてくれた。

彼はイタリアよりもスペインのほうが性に合っているらしく、将来はスペイン語で作曲して有名になりたいってさ。

彼の年齢は聞いていないけど、私よりもだいぶ年上なはず。それでも、こうして夢を追いながら異国のスペインで暮らしているの、とてもかっこいい。

 

グラナダ

彼が飲んでいたのは、なんとアクエリアス。まさか、スペインにも存在するとは。

「日本にもあるよ」って言ったら、ユーリ驚いてた。イタリアには無いらしい。

味見したけど、味は日本のアクエリアスと変わらない。飲みやすかった。

 

 

グラナダ

グラナダ

午後になって天気が回復してきたので、今度はアルバイシン地区を目指す。

この辺は、モロッコ料理の店が多かったな。値段高かったけど。

 

グラナダ

グラナダ

坂道を登っていくと、街並みが白くなってきた。

アルバイシン地区は、11世紀頃にイスラム教徒によって築かれた、グラナダ最古の街並みが広がるエリア。世界遺産に登録されているエリアでもある。

 

グラナダ

グラナダ

石畳の階段が続く。

 

グラナダ

坂道を登り、ようやくたどり着いたサン・ニコラス展望台

そしてついに、あの景色とご対面……!

 

グラナダ

アルハンブラ宮殿! お前を拝むために、ここまでやってきたんだよ。

 

グラナダ

グラナダ

きっとあれが、シエラ・ネバダ山脈だよね。きれいに雪かぶってる。

 

グラナダ

ちょっと霞んでるけど、なんとか天気が回復してくれてよかったよ。

ギターを弾いている人もいて、雰囲気も最高でした。

 

 

私がこの場所に来たかった理由。それは、サンホラの「聖戦のイベリア」を聴くため!

って言って、一体どれだけの方に理解してもらえるのだろうか……。

 

私は昔からSound Horizonという音楽ユニットが好きで、中でも「聖戦のイベリア」がお気に入り。

”レコンキスタ”という単語を知ったのも、世界史に興味を持ったきっかけも、「聖戦のイベリア」だった。

 

 

アルハンブラ宮殿を望みながら聴く「聖戦のイベリア」は、格別だったよ。

3曲とも良い曲なので、皆さんもぜひ聴いてみてください。

 

 

グラナダ

グラナダ

せっかくなので、サン・クリストバル展望台にも行ってみる。

 

グラナダ

だいぶ霞んでたけど、カテドラルなどがあるグラナダの中心地が一望できた。

 

グラナダ

グラナダ

街中なのに、城壁がしっかり残っているんだよね。すごい。

 

グラナダ

グラナダ

「聖戦のイベリア」の中に、”石畳の緋き悪魔”という曲がありまして。

なんでタイトルに”石畳”ってわざわざ入れたんだろう、タイトルに入れるほど重要な言葉なんかね? って、ずっと疑問に思ってたわけですよ。

グラナダを訪れて、ようやく疑問が晴れました。

 

この街、どこに行っても石畳が続いている。車が走る道路も、ご覧の通り。

確かに、この石畳は強く印象に残る景色だわ。

 

グラナダ

ふと、モロッコのティトゥアンを思い出す。

ティトゥアンが"モロッコのアンダルシア"と呼ばれていたのは、きっとこの白い街の景色に似ていたからなんだよね。

 

参考

ティトゥアン

モロッコ・ティトゥアン

 

グラナダ

グラナダ

グラナダ

アルバイシン地区、どこ歩いても雰囲気満点だった。

本当、来てよかった。

 

グラナダ

工事中の道があったのだけれど……

 

グラナダ

石が山積みになってた。これ、石畳を剥がしたあとの石なのかね。

この石畳、水道管とか整備するのも大変そう。

 

グラナダ

グラナダ

りんご飴が海外にも存在することを、初めて知った。

 

 

帰り際、宿のそばで偶然にも、ユーリと遭遇。

彼はこれから、目の下のクマをとるエステ的なものに行くらしいのだが、1時間ほど暇らしく……。

流れで、一緒にカフェに立ち寄ることに。

 

グラナダ

彼は、イタリアンワインの卸業(レストラン向けにワインを売る)をしているらしく、これから3ヶ月はグラナダに住んで仕事するんだって。

EU圏の人たちは、EU圏内ではどの国でも自由に働いたり滞在できるらしく、羨ましいかぎり。IDを見せてくれて、あと2年経てば国籍をスペインに変えることもできるって話してた。

大抵、ホステルで出会うのは旅人ばかりだから、現地に住んで仕事している人と知り合って話ができたのは、とても貴重な経験だったな。

 

ちなみに、コーヒーはユーリが奢ってくれました。

さすが、やっぱイタリア人男はかっこいい。

 

 

明日は、アルハンブラ宮殿に行きます!

 

 

※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。

 

 

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