*****2023.2.28(火)*****
フィレンツェと並び称される、トスカーナの古都シエナ。糸杉とブドウ畑に囲まれた古いたたずまいを残す街。幾重にも交差するう細い路地や階段を歩いていると、まるで中世に迷い込んだよう。3つの丘にまたがる街の中には、「世界で最も美しい広場」と言われる扇状のカンポ広場がある。
(参考文献:地球の歩き方)
今日は、待ちに待ったシエナ観光!
実はシエナ、イタリアに行ったら必ず足を運ぼうと心に決めていた場所なんですよね。
シエナに行こうと決めた理由。それは……
映画「007 / 慰めの報酬」 を見て、シエナの街並みに一目惚れしたから。
確か冒頭で、ジェームズ・ボンドがシエナの街中でチェイスしていたんですよね。
その時のシエナの美しい街並みが脳裏に焼きついて、どうしても忘れられなかったんだよなぁ……。
夢に見たシエナの街中を自分が歩いているだなんて、胸熱!
サン・マルティーノ教会(Chiesa di San Martino)。
この教会、中もとても素敵だったんだけど……
古めかしい外観がとても好みだった。
石段から雑草が生えているところとか。手を加えず、そのまま残している感じが良き。
こちらは、サン・ジョルジョ教会(Chiesa di San Giorgio)。
シエナは街のいたるところに教会があって、適当に見つけた教会にふらっと入るのが楽しい。
たぶん、このあたりが007のロケ地。
ダニエル・クレイグみたいに、私も屋根の上を歩きたい。
茶色が本当に美しい。歩きながら、感動して泣きそうになった。
世界一美しいと言われる、カンポ広場。
そして正面の建物は、プッブリコ宮とマンジャの塔。
ダメだ。私の力量では、この広場の美しさを写真で伝えることができん。
プッブリコ宮に入ってみる。この建物の中は、市立美術館なんだよね。
マンジャの塔と市立美術館の共通券で、€15(=約2,170円)。
塔に登る時間は決まっていて、指定の時間に入場することになります。
チケットを買ったら、「今すぐに塔に行きなさい」と言われたので、さっそく塔へ入場。
外観を眺めていて、マンジャの塔って細いなとは思っていたが……
階段、狭すぎ。人もすれ違えないレベルで狭い。
なるほどね。どおりで入場時間が指定されているわけだ。
塔の上に到着!
あの白い建物は、シエナの大聖堂(ドゥオーモ)。
大聖堂を中心に、丘の上に渦を描くように家々が建っている。
ドゥオーモの建築も、なかなか面白いな。
白い大理石の建物と赤い壁の建物が繋がってるんだよね。
街の向こうには、豊かな緑が広がっている。
緑と茶色のコントラストが、また素敵。
塔の上からは、カンポ広場を見下ろせる。
でも、手すりが意外と高かった。身長が足りなくて、きれいな扇型を写真に収めることができなかったよ。
続いて、市立美術館へ。
この美術館、内部のフレスコ画が凄かった。
美術品も展示されているんだけど、建物の内装ばっかり食い入るように眺めてた。
3階のテラス?から見える景色も良かった。
続いて、ドゥオーモへ。
12世紀に着工され、完成したのは1382年。
大理石の縞模様がとても印象的な大聖堂。
この円形のステンドグラス、とてもきれいだった。
図書室。この部屋も、壁や天井の装飾が凄かった。
少し歩いて、次は国立絵画館へ(€6=約870円)。
外観は工事してたけど、中はちゃんと営業してたよ。
この美術館には、シエナ派と呼ばれる絵画が揃っている。
シエナ派というのは、ルネサンス期のイタリアにおいて、シエナを中心にした画家群のこと。ヴェネツィア派やフィレンツェ派と並ぶ一派だったらしい。
私がイメージするルネサンス絵画って、ボッティチェリやミケランジェロ、ラファエロとかなんだけど……
シエナ派の絵画って、彼らよりも中世美術に近い雰囲気いうか。そして、全体的に少し暗い絵が多かったかも。
シエナ派の特徴を少し調べて見たんだけど……
- フィレンツェ派に比べると保守的
- 後期ゴシック様式に傾倒した優雅で装飾的な画風
- 神秘主義的な傾向
らしい。
神秘主義って言われても、ピンとこないけどな。
美術館に行くたびに、勉強が必要だって思うんだけどね。芸術は敷居が高すぎて、どこから勉強すれば良いのか分からん。
次は、向かいの丘にあるサン・ドメニコ教会まで歩いてみる。
サン・ドメニコ教会のあたりから、マンジャの塔やドゥオーモがよく見えたよ。
サン・ドメニコ教会、撮影NGだったんだけど……
バカでかい教会だった。聖堂内部の空間が広いのに、柱が少ないことにとても驚いた。
さらに歩いて、メディチ要塞までやってきた。
中はただの公園なんだけど……やってきたのはシエナの街の景色を見るため。
うーん、景色はまあまあかな?
シエナは最も高い丘の上に大聖堂など街の中心があるので、意外と街の全景をきれいに写真に収められるスポットが見つからない。
でも、上手く切り取れば良い感じかも。
シエナのビューポイントについては、別記事で場所と見え方をまとめておきます。
最後にやってきたのは、サン・フランチェスコ聖堂。
この教会も、とにかく広かった。
催し物なのか知らないけど、ミニチュアの家や人形などがずらりと並べられていた。
今日の観光はここまで。
憧れのシエナを歩くことができて、大満足!
明日はボローニャに移動します。
※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。
イタリアの旅行情報は旅行メモをご覧ください!
▼ 続きはこちら
-
【Day79】シエナからボローニャへバス移動!雨の日も便利なボローニャのポルティコ建築
続きを見る
\旅のお供に「地球の歩き方」!/
\宿はBooking.comで予約しています!/