*****2022.12.18(日)*****
今日は、エッサウィラからマラケシュへバスで移動します。
約170kmの移動です。チケットは事前に予約しておきました。(95DH=約1,200円)
今回はSupratoursのバスを利用するので、メディナ(旧市街)前のSupratoursのバスターミナルへ。
9:15発のマラケシュ行きバスに乗ります。預け荷物は6DH(=約75円)。
みんな荷物を預ける時に係の人に何か渡してると思ったけど、あれはチップだったのね。うっかり渡しそびれました、ごめんよ。
あとで色々と調べてみたけど、モロッコにはチップ文化が深く根付いている。今後は気をつけねば。
バスは定刻通りに出発。
写真では見にくいけど、なんか木の上にヤギが乗っかっていました。
どうやらヤギはアルガンという種類の木の実が好物らしく、その果肉を求めて木を登る習性があるらしいのですが……
調べてみたところ、さすがにこれは観光客の見せ物にするためのヤラセらしいですね。
モロッコは、ありとあらゆるものを売り物や見せ物にして金に換えようとする、商売魂の強い国だなぁと旅しながら思います。
何もない荒野が続く。
モロッコの景色は、どこを切り取ってもスターウォーズなんかに出てきそうなSFやファンタジーの世界が広がっていて、非常に面白い。
しかし、こんなに土地をあり余しているなんて、なんと羨ましいこった。
アフリカの中ではGDPが高い国のモロッコですら、郊外はまだまだこんな感じ。
不毛な土地だからかもしれないけれど、何をつくるにしても土地があることって重要だからね。本当、アフリカってまだまだとてつもない可能性を秘めた場所だと思う。
12時半にマラケシュに到着。所要時間は3時間ほどでした。
マラケシュのSupratoursバスターミナルは、マラケシュ駅の目の前にあります。
マラケシュ駅、驚くほど綺麗だった。中にマックもあるし、ぱっと見た感じ怪しい人もいなくて、治安はそれほど悪くなさそう。
海外では駅周辺の治安が悪いケースが多いので、かなり意外。驚きました。
マラケシュやフェズなど、旧市街がある都市ではあるあるなのですが、駅から観光の中心となる旧市街まで、地味に距離があるんですよね。
毎回、バスターミナルや駅から宿までの移動をどうするべきか悩むのですが……
今回は昼間なので、歩いてみることに。
マラケシュの新市街(ゲリーズ)は、かなり整備されてて歩きやすかった。
旧市街の城壁。この向こう側に、マラケシュのメディナが広がっています。
結局、総重量約20kgの荷物を背負い、45分くらい歩きました。しんどかった。
こりゃあ、次回からはタクシー利用も視野にいれなきゃな……
カサブランカで嫌な思いをしたので、極力タクシーは乗りたくないけど。
日没まで時間があったので、宿に荷物を置いてから旧市街を少し歩いてみることに。
細い路地の両側に、お店がみっしりと並んでいる。
同じような景色がずっと続くせいか、道なりに歩いているはずなのに迷いそうになる。
地球の歩き方の地図なんて、全く役に立たなかったよね。
マラケシュで最も賑やかなジャマ・エル・フナ広場へ到着。
噂通り、めちゃくちゃ騒がしい。
蛇使いの笛の音が常に爆音で鳴ってて、超絶うるさかった。
人も多いし、客引きもすごい。歩いていると「チャイナ? ニホンジン?」って声をかけられる。とにかくやかましい。
ジャマ・エル・フナというのは、「死者たちの集会」を意味するんだって。ムラービト朝時代には公開処刑場だったため、この名がついたらしい。
ジャマ・エル・フナ広場にあったツアーオフィスに立ち寄ってみる。
実はマラケシュのあと、サハラ砂漠の観光拠点となるメルズーガという街に自力で行こうと計画を立てていたのですが……
調べてみたところ、マラケシュ発の砂漠ツアーがたくさん出ていることを知り、値段も良心的だったので、現地ツアーを探してみようと思ったのです。
ツアーの説明をしてくれたのは、そんなに押しが強くない穏やかな兄ちゃん。
2泊3日、マラケシュ発・フェズ着のツアーで1,000DH(=約12,500円)だという。
事前にネットで調べていた感じ、相場は900DH(=約11,400円)くらい。ちょっと高いなと思って渋っていると……
兄ちゃん「いつ出発? 明日?」
私「いや、22日だけど」
兄ちゃん「ああ、明日じゃないのね。なら900DHでオッケーよ」
早割、あるんかい!
まあいいや、2泊の宿代とフェズまでの移動費も含めて900DHなら上々でしょ。
本当は何軒もツアー会社を渡り歩いて、安いツアーを探すなのべきですが……めんどくさいので、このツアーで決めちゃうことに。
ツアー内容を確認の上、その場でお金を支払っちゃいました。
しかし、またクレジットカードが使えなかった(正確には、クレジットカード支払いだと手数料が上乗せされるので、断りました)。
モロッコは現金社会なので、マジであっという間に現金が消えて無くなっていきます。
ATMで金を引き出すたびに手数料を取られるから、地味に痛い。
ペラペラのレシート1枚とツアー会社の連絡先をもらい、私の宿の場所を先方に伝えて、契約は完了。
あとは当日、ちゃんとツアー会社が私の宿までピックアップに来てくれることを祈るばかり。
マラケシュを歩いていて思ったのですが、飯がそんなに安くないのよね。
タジン鍋で、相場が60DH〜(約750円〜)というのがほとんど。おそらく、観光地価格。
そんな中、ジャマ・エル・フナ広場近くの比較的安いレストランが集まるエリアで、安いタジン鍋を見つける。
野菜タジン。パンもついて30DH(=約380円)。
安いし、野菜を取れるし、なかなか良いじゃないの。
これから毎日、この店に通うことになりそう。
最初のカサブランカであまり良い思いをしてこなかったので、モロッコを代表する大都市マラケシュ入りに、内心かなりビビってましたが……
スられそうな危ない感じもないし、それほど変な人もいない。想像していた何倍も雰囲気が良くて、正直ほっとしました。
とりあえず治安の確認ができたので、明日はガッツリ観光します。
※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。
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