世界放浪記 モロッコ

【Day5】エッサウィラでドイツ人とワールドカップ観戦!旅で初めて友達ができた日

2022年12月25日

 

*****2022.12.17(土)*****

 

午後3時半すぎ。

ホステルでゆっくり過ごしていると、同室のドイツ人女性が話しかけてきた。

 

「一緒に、ワールドカップの試合を見に行かない?」

 

すっかり忘れていたのだけれど、今日は”モロッコ対クロアチア”の3位決定戦が行われる日。

モロッコは、先日の準決勝でフランスに負けている。モロッコにとっては、今日の試合が今回のワールドカップを締めくくる最後の試合なのです。

彼女は、メディナ(旧市街)のパブリックビューイング会場に行くみたい。面白そうなので、ついていってみることに。

 

 

エッサウィラ

会場に着くと、すでに試合が始まっていた!

スクリーンの前に大勢人が集まっていて、かなり盛り上がっている。

 

エッサウィラ

みんな、固唾を飲んで試合を見守っていた。

 

エッサウィラ

広場の前のレストランも、この人だかり。

 

エッサウィラ

クロアチアは日本がPKで惜しくも負けたチームなので、個人的にはモロッコを応援していたのだけれど。

試合は。1対2でクロアチアの勝利。モロッコは残念ながら負けちゃいました。

でも、群衆に混ざってみんなで一喜一憂して、とても良い経験になったよ。

 

 

今日、私を誘ってくれたのはドイツ人女性のエリーフ

ドイツ人とトルコ人のハーフらしく、彼女の名前はアラビア語がルーツなんだって。”エリーフ”というのは、コーランに出てくる冒頭の単語と深い関連がある言葉らしく、イスラム国家のモロッコではウケがいいらしい。

彼女は35歳で、まだ結婚もしていないのだそう。前は働いていたが、今は仕事を辞めて旅をしている。旅を始めたら楽しくなって止められなくなったんだって。たまにシーズンで働いてお金を稼ぎつつ、旅を続けている。

親からは、「なんで結婚しないの? なんで子供を産まないのよ?」とせがまれているらしい。私と同じだ。

海外にも、私みたいに結婚もせずに、仕事を辞めて旅をする30代女性がいるもんだなぁ、と驚いた。

 

 

エリーフとメディナを歩いていると、ふと彼女が足を止める。

店先にあった麻のジャケット?が気になったらしく、彼女が試着を始めた。

するとそこに、店主の男性がやってくる。

 

エリーフ「ミラーはない? 姿を確認したいの」

店の男「俺の家の中にあるぜ。入りな」

 

店の男に導かれ、エリーフは中へと入っていく。私は外で待っていたのだが、なかなか出てこない。

数分して、やっと出てきたかと思ったら、エリーフはすぐにジャケットを置いて、「いらないわ、バイバイ」と声をかけて店を後にした。

 

 

歩きながら、エリーフは言う。

 

エリーフ「あの男、私にキスしようとしたの。ありえなくない!?」

 

マジっすか。唖然とする私。

「モロッコを旅している中でも、一番奇妙な出来事だったわ」と笑い飛ばすエリーフ。

いや、笑い事じゃねえだろ。

 

まあ、エリーフは背高いし美人だからなぁ。

その後も、モロッコ人の男性に声をかけられてパーティに誘われたり、エリーフは終始モテモテでした。

 

 

エッサウィラ

エリーフと一緒にサンセットを見ながら、色んな話をした。

正直旅に出るまでは、良い歳をした30代の女が仕事も結婚せずに旅行をすることに、後ろめたい気持ちがあったのも事実。

でも、自立して自分の好きなことを追求しながら生きているエリーフに出会えて、勇気をもらったよ。

 

エッサウィラ

私一人では、人の集まるパブリックビューイングには近寄らなかっただろうと思う。

忘れられない経験をさせてくれたエリーフに感謝。ありがとう。

 

 

明日は、マラケシュに移動するよ!

 

 

※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。

 

 

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