*****2023.1.19(木)*****

Google Maps より
今日は、エルヴァスからエヴォラまで約70kmの移動です。
朝8時前、朝日が昇っていた。
スペインからポルトガルに入り、時刻が1時間戻ったことで、日の出が早くなったのだ。
ポルトガルは、朝活が捗りそう。その分、日の入りも早くなるんだけどね。
エルヴァスのバスターミナルで、バスの時間を待つ。
貼ってあった時刻表を確認したんだけど、エルヴァス−バダホス間の時刻表は見つからなかった。やっぱ、今はバス自体がないのかもしれん。
エルヴァス−エヴォラ間のバスは、rede expressosのサイトで事前に予約しておきました。(€12.5=約1,740円)
スマホでチケットのQRコードを見せればOK。スペインとは違い、マスクをつける必要もなかった。
ポルトガルの車窓も、とても長閑。牛?か何かの放牧をたくさん見かけた。
エヴォラのバスターミナルに到着。1時間ちょいで着きました。
歩いて、宿に向かいます。
エヴォラの街は、城壁に囲まれている。
城壁の間を通って、宿のある街中へ入っていく。
無事に荷物を置けたので、早速エヴォラの街を観光していくよ!
「テージョ川のかなた」を意味するアレンテージョ地方の中心都市、エヴォラ。ローマ時代から栄え、ルネサンス期には大学も設置された学芸の都。日本から海を渡った天正遣欧少年使節は、1584年にエヴォラを訪れ、大司教の歓待を受けた。城壁に囲まれた旧市街は、世界遺産にも登録されている。
(参考文献:地球の歩き方)
ジラルド広場。
エルヴァスに比べると、エヴォラのほうが栄えている気がする。観光客も、ちらほら見かけた。
やっぱり、白壁。イベリア半島は、白壁の家がスタンダードなのかね?
まずは、カテドラルに入ってみる。(€3.5=約490円)
塔に登ったんだけど……
こんな感じで、屋根の上を自由に歩くことができた。
眺めがとても良い。
でも、この凹凸の部分がとても低い場所にあって、柵もなにもないから怖かったわ。写真を撮るのに夢中になってたら、足を踏み外して落っこちそう。
黄色っぽく見えるのって、着色? それとも苔なのかな?
回廊。こういう回廊を歩いていると、ハリポタのホグワーツを思い出す。
回廊の上にも登ることができた。
この建物は、12〜13世紀のロマネスク様式からゴシック様式への過渡期の時期に建てられたもの。
見た目は重厚でロマネスクっぽいけど、大きな丸いバラ窓はゴシックっぽいかも。
聖堂の中へ。
人が誰もいない。静寂に包まれ、とても厳かな空間が広がっている。
ブレブレなんだけど、このパイプオルガン。
イベリアパイプオルガンと呼ばれるタイプのものらしく、ヨーロッパで2台しか現存していないんだって。
パイプがラッパみたいに突き出ているのが特徴的。こんなん、どうやって弾くんだろう?
天正遣欧少年使節の4人は、このカテドラルでパイプオルガンの演奏を聴いたらしい。
ディアナ神殿。2〜3世紀のローマ時代に造られたもの。
エヴォラの街には、いろんな時代の建造物が共存しているから面白い。
ロイオス教会に入ってみる。(€6=約830円)
15世紀に建てられた教会だが、1755年のリスボン大地震後に造り直されている。
おおお、壁面のタイルがすごい。
このタイルはアズレージョと呼ばれ、ポルトガルでは非常によく見かける。
青を基調に、平面に人物などの緻密な絵が描かれているのが特徴で、約10cm四方のタイルをいくつも並べて壁面に貼り付けている。
イスラム教徒がイベリア半島に持ち込んだタイル装飾は、凹凸のあるタイルが多かったのだが……
平面に絵を描くことで、幾何学模様だけでなく、人物や動物などの緻密な表現が可能になったという。
アズレージョは初めて見たけど、絵柄が本当に繊細で、まるで絵画みたい。
スペインで見たタイル装飾とは、また印象が全然違うな。
エヴォラ大学。
ルネサンス期からの長い歴史をもつ大学で、この地方の学問の中心だった。
中に入れるはずなんだけど、入り口がよく分からなくて諦めた。
街中で見かけた、アズレージョ装飾の建物。
非常に申し訳ないんだけど、青いタイルって私の中じゃ風呂場のイメージなんよね。
こうしてみると、風呂場の壁や床に見えなくもない……?
サン・フランシスコ教会。
16世紀の初期に建てられた教会で、マヌエル様式の装飾が特徴。
ちょうどミサが終わったところだったので、まだ熱心に祈っている人たちもいた。
あまり邪魔をしないように、早めに退散。
サン・フランシスコ教会の人骨堂に入ってみたんだけど……(€5=約700円)。
この人骨堂、その名の通り、壁が人の骨で埋め尽くされている。
こんな空間、初めて見た。
柱や天井にも、人骨。狂気的で、ちょっと怖い。
修道士たちが黙想をする場だったらしいんだけど、呪われそうだよね。
人骨堂の入場料で、併設されたミュージアムも見学できました。
キリスト教の絵画から現代アート的なものまで、展示内容は様々。
最も印象に残ったのは、この絵かも。
"Stigmatisation of St Francis"だから、キリストが磔刑された際に受けた5カ所の傷(聖痕発現)をテーマに描かれた絵だと思うんだけど……
キリストの傷と聖フランチェスコの傷が、操り人形みたいな感じで、赤い線で結ばれているのよね。
表現方法が独特というか。芸術はよくわからんけど、こんな表現の仕方もあるんだな。
ガイドブックには載っていないけど、面白い外観の教会を見つけた。
多分、グラサ教会(Igreja da Graça)だと思う。中には入れなかったけど。
エヴォラにも、カミーノマーク。
せっかくなので、北の城壁まで歩いてみた。
エルヴァスと同じように、エヴォラにも水道橋がある。
城塞に水道橋がセットなのは、ポルトガルの要塞建築の典型なのかもね。
遠くからでも目立つし、逆に敵に狙われて壊されそうな気がしないでもないけど。
エヴォラの旧市街を囲む城壁沿いを歩きながら、宿まで帰りました。
明日は、リスボンへ移動します!
※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。
ポルトガルの旅行情報は旅行メモをご覧ください!
▼ 続きはこちら
-
-
【Day39】エヴォラからリスボンへバスで移動!レトロな黄色い市電に出会う
続きを見る
\旅のお供に「地球の歩き方」!/
\宿はBooking.comで予約しています!/