世界放浪記 モロッコ

【Day1】緊張と不安の出国。ドバイ乗り換え、鬼畜すぎん!?

2022年12月17日

 

****【Day0】2022.12.12(月)****

 

成田空港

夕方、成田空港に到着。

 

コロナ後初めての海外。しかも人生初の長期旅行に、昨晩は不安と緊張で眠れなかった。

楽しみだけど、正直言って不安のほうが大きい。家族と別れた時は、寂しくて涙が出た。

 

私は果たして、無事に生きて帰ってこれるのだろうか。

 

でも、自分が一生のうちにどうしてもやりたかったことだから。安全には気をつけつつ、いろんな経験をしてこよう。

 

 

成田空港

 

とりあえず、チェックインカウンターに並ぶ。

私が今回利用するエミレーツ航空には、機内に持ち込む手荷物が1つのみで、重量7kgまでという制限がある。

私の手荷物は、自宅で計った時点で7kgを少し上回るくらい。これでも頑張って減らしたのだけれど、カメラや電子機器をすべて手荷物に入れるから、これ以上は減らせない。

前に並ぶ人たちの手続きを見ていると、案の定、機内持ち込みの手荷物もひとつひとつ重量を計っていた。重量オーバーを指摘され、その場で詰め替えている人もいる。私の荷物、大丈夫かしら。

 

 

私の番のときに、ちょうど新しいカウンターが開いた。そのカウンターに呼ばれて、チェックイン手続きをする。

 

受付の女性「モロッコから出国するチケットは持っていますか?」

私「いいえ、持ってません」

受付の女性「多分大丈夫だとは思いますが、モロッコに入国する時には出国の航空券が必要とルールに書いてありますので、一応聞いただけです」

 

片道航空券であることを、早速指摘されてしまった。

長期旅行の下調べをしている時に気づいてはいたけれど……国によっては、入国時に出国チケットの提示を求められることが多いらしい。

私はモロッコのあとは、フェリーでスペインに渡る予定なので、当然まだチケットは取っていない。まぁ、ダメだったらその場でスペイン行きのフェリーチケット取るか。

 

そして肝心の手荷物だけれど、なんと計られることなくチェックイン完了!

計る計らないは、カウンターの人によるみたい。

とりあえず、無事にチェックインが完了して良かった。

 

 

チェックインを済ませて、空港内を散策してみる。

 

成田空港

 

成田エクスプレスの駅を降りた時は、それなりに人で賑わっていると思ったけど、夜はさすがに閑散としていた。

 

そして……

 

成田空港

成田空港

 

いや、閉まりすぎなんだが!

出国前の最後の晩餐はラーメンにしようと思っていたのに、ラーメン屋すら開いてなかった。残念。

 

規制が緩和され、外国人観光客が訪れるようになったとはいえ、まだまだコロナの影響は抜けきれていないと実感。

成田空港の活気が元に戻るのは、いつになるのだろうか。

 

 

成田空港

私が乗るフライトは、今日の成田の最終便だった。

まだ時間はあるけれど、することもないので早々に出国。

ああ、さらば日本。帰ってくるのは、いつになるんだろうね。

 

 

成田空港

成田空港

 

誰もいない成田空港。

時間帯もあるだろうけれど、出国すると本当に利用者が減ったのだと実感する。

静かな夜の空港も、雰囲気があって良かったよ。

 

 

成田空港

 

いよいよ搭乗。

ゲートで待っている時に驚いたのは、フランス語やイタリア語を喋っている欧州の方が多かったこと。エミレーツ航空だし、もっと中東の方々が多いのかと思っていたけれど、そんなことはなかった。

きっとみんな、ヨーロッパから日本へ観光にやってきた人たちだよね。

今は日本とヨーロッパの直行便数も限られているし、みんなドバイで乗り換えて、欧州各地へと帰っていくんだろうな。

というか、このご時世に積極的に旅行をしようなどと思うのは、懐にも余裕のあるヨーロッパの人たちなのかもしれん。

 

 

眠い目を擦りながら、ようやく搭乗。

ほぼ定刻通りに扉が閉まり、私を乗せた飛行機は出発した。

 

 

****【Day1】2022.12.13(火)****

 

機内食

1回目の機内食。夕食は、牛肉のミートボール

 

2回目の機内食。朝食は、きのこのオムレツ

今はメニュー表は座席に差してあるのではなく、アプリで見る仕様なのね。初めて知った。

 

ドバイ

ということで、約10分遅れでドバイ着。

 

もともと、1時間55分の乗り継ぎ時間だったから、あまり時間がない。

乗り継ぎのセキュリティーを通り抜け、出国フロアへ。

 

早速、近くにあったボードを確認してみる。

私が今いるのは、ゲートA。カサブランカ行きはゲートCのようで、現在地からゲートCまでの移動時間は、どれどれ……

23min”って書いてある。

 

23分かかるって、マジ!?

いや、ドバイ空港は初めてではないから、薄々分かってはいたけれど……

くっそ! そんなに時間ないし、急ぐしかねえ。

 

ドバイ空港

ということで、エレベーターや地下鉄?を乗り継ぎ、ようやくゲートCへ。

 

免税店やカフェなどがたくさんあったけど、ゆっくり見る時間もなく、ひたすら歩きました。

 

そしてようやく……着いた!

 

なんかもう、ゲートに着いた時には”Final Call"になってました。

急いでトイレを済ませて、滑り込みで搭乗。

忙しすぎて、ろくに写真も撮れませんでした。

 

 

機内に入って、まず驚いたこと。

誰もマスクつけてねぇ。

成田→ドバイはみんなマスクをつけていたのに、このフライトにはマスクをつけている人が誰もいない。乗客も、キャビンアテンダントも、みんなつけていない。

 

当然、あたりを見渡しても日本人はおらず……急に異国にやってきた不安と寂しさを覚えました。

コロナ禍を日本で過ごしてきた私にはかなり抵抗があったけれど、さすがに恥ずかしくてマスク取ったよね

まあ、機内食を食べる時は、成田→ドバイでもみんなマスクを外していたわけだし。海外ではもうほとんどマスクをつけていないみたいだし、Noマスクに慣れなければ。

 

 

今回のフライトのお隣さんは、お母さんと3~4歳くらいの娘さんだった。

窓側を取っていたけれど、娘さんが窓側がいいと言うので、座席を交換してあげた。

 

子供連れのロングフライトって、こんなにも大変なんだね。

途中、長いこと揺れが続いてシートベルトサインが1時間ほど消えない時間があって、その間ずっと子供がぐずってた。

トイレに連れて行こうとしても、「今はダメです」とキャビンアテンダントに怒られる始末。

母親は抱きしめたり人形遊びをしたりして、必死に子供をあやしていた。

子供の年齢的に、母親はたぶん私と年齢変わらないんだろうなぁ。30にもなって、結婚もせず子供も産まずに、私はこんなところで一体何をやっているのだろうか。

 

機内食

1回目の機内食。朝食はストロベリーパステリー。(光ってて全然見えないけど)

めっちゃ美味かった。正直、今回の機内食で1番美味しかったのが、このパステリーだった。

 

機内食

2回目の機内食。ちょっと冒険してクスクスにしてみたけど、そんなに美味しくなかった。

モロッコの食事に不安を覚える。モロッコで私の口に合うものが見つかるのだろうか?

 

 

モロッコ

ほぼ定刻通りに、カサブランカのムハンマド5世国際空港に到着。

 

外に出た瞬間、臭い。なんともいえぬ、独特の匂い。

その匂いを嗅いだ瞬間、長いこと忘れかけていた海外の空気が蘇ってきた。

長いコロナ禍を経て、ついに海外旅行を開始できたのだという実感がどっと溢れてくる。またここでも、涙が出そうになったよ。

 

 

まずは、入国審査。

パスポートと、事前に機内で配られていた衛生フォーム(Public Health  Passenger Form Coronaviruses)を見せた。

特に何も聞かれなかった。無言でスタンプを押され、パスポートのページに旅行者番号?を記入され、入国審査は終了。

事前にホームページで衛生フォームを印刷していったけど、別に必要なかったです。

 

預けていた荷物も、無事にカサブランカまで届いていました。

ゲートを出て、ATMで多少の現金を下ろし、SIMを購入。

とりあえず、無事に入国できたことにひと安心。

 

 

まずは、空港の地下にある駅に向かい、今日泊まる宿の最寄り駅までの鉄道チケットを購入。(50DH=約630円)

 

カサブランカ

 

やってきた電車に乗り込むのだが……

 

カサブランカ

電車、めっちゃボロかった。

(写真、ちゃんと撮れてなくてごめんなさい。この時、現地の治安を把握できておらず、iphoneやカメラを出すことに抵抗を覚えております。)

一気に、「あぁ、自分って途上国にやってきたのか」という何とも言えぬ不安に駆られました。

 

 

電車は、定刻通りに出発。車窓からの風景は……

カサブランカ

クソ田舎なんですが。

カサブランカはモロッコの経済都市だから、もっと発展してると思ったのに……。

 

 

あまりの田舎ぶりに驚きつつ、25分ほどで宿の最寄り駅に到着。

ここから歩いて宿まで向かいましたが……駅でのタクシーの客引きが凄かったし、交通量が死ぬほど多いことに、思わず唖然とした。

マジで道路を渡れねぇ。交通量が多すぎるし、車はかなりのスピードで走ってくる。近くにいた道路を渡ろうとする歩行者を見つけて、ぴたりとくっついて渡るしかなかった。

 

この国で最も気をつけるべきは、交通事故なのかもしれない……。

慣れないカサブランカの土地に、早くもビビりまくる初日でした。

 

 

※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。

 

 

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