*****2023.1.16(月)*****
オペラ「カルメン」の舞台として知られるセビリア。イスラム文化が繁栄し、コルドバ・カリフ帝国が崩壊した1070年には、それまで首都だったコルドバを併合するほどの力をつけた。レコンキスタ後の大航海時代は、アメリゴ・ベスプッチがセビリア港から出帆し、カスティーリャ王国の繁栄を支える街となった。街並みは華やかで、スペイン第4の都市としての風格も備えている。
(参考文献:地球の歩き方)
今日は、一日セビリア観光です。
セビリアの街も、綺麗だな。
ブランド店も多いし、洗練されている感じがする。
ヒラルダの塔が見えた!
12世紀末にモスクのミナレットとして建てられ、のちの16世紀にプラテレスコ様式の鐘楼が付け加えられた。
確かに、下の部分はモロッコで見てきたミナレットに似てる。
※プラテレスコ様式…スペイン・ルネサンス建築の様式のひとつで、壁面などにイスラム建築で見られる緻密な浮き彫りが施された建築様式。
あのブロンズ製の像が、ヒラルダ(風見)と呼ばれる由縁。
マラケシュのクトゥビア、ラバトのハッサンの塔、そしてセビリアのヒラルダの塔。これで、三大ミナレット制覇!
参考
カテドラル(セビリア大聖堂)。デカ過ぎて、写真に入りきらん。
カテドラルは公式サイトで時間指定の予約をしたので、後で戻ってきます。
セビリアの街には、トラムも走っている。
トラムと馬車が並んだ、面白い写真が撮れた。
インディアス古文書館。
ここ、めっちゃ気になってたんだけど、月曜日は閉館だった。くっそ、地球の歩き方に書いてある情報と全然違う。残念。
新大陸に関する文書をまとめる施設で、新大陸発見や征服当時の貴重な文書が保管されている。コロンブスの航海日誌や、マゼランやコルテスの自筆文書もここにあるみたい。見たかった。
世界遺産にも登録されている施設です。
まずは、アルカサルに入場します。
チケットは、€13.5(=約1,880円)。高いけど、世界遺産だから見なければ。
ここから入場。門構えは、ザ・中世のお城って感じだな。
アルカサルは、9〜11世紀にかけて使われていたイスラム時代の城を、レコンキスタ後にキリスト教徒の王たちが改築した建造物。
特にペドロ1世という王は、スペイン各地からイスラム建築の職人を呼び寄せ、グラナダのアルハンブラ宮殿に負けぬ建物を造り上げたという。
ペドロ1世宮殿の乙女の中庭。
キリスト教の要素は見当たらない。ペドロ1世は、イスラム建築をかなりリスペクトしていたみたい。
大使の間。ムデハル様式の豪華な装飾や彩色タイル、円形天井が見所。
王に謁見するために訪れた大使が待機するための部屋だったらしい。
※ムデハル様式…イスラム教徒の建築様式とキリスト教の建築様式が融合したスペインの建築様式。彩色タイルやレンガを使用した幾何学文様の装飾の壁面が特徴。
ぱっと見イスラム建築なんだけど、タイル装飾をよく見ると、人の形や紋章が描かれたものも。
これが、イスラム建築とキリスト建築の融合か。
この青い色合い、好みだなぁ。
ペドロ1世宮殿の隣にある、ゴシック宮殿。
こちらは、18世紀に改装された建物。
この建物も、タイルが綺麗だった。
庭園も、タイルが可愛かった。
床や椅子、噴水、階段……どこもタイルだらけ。
庭園、広過ぎたわ。さすがに全部歩いて回る気にはなれず、ほどほどで退散。
アルカサルを出たら、チケット売り場に行列ができていた。
オフシーズンでこれだから、ハイシーズンは予約必須だわ。朝早く来て良かった。
セビリア王立タバコ工場。
オペラ「カルメン」に登場するらしい。ここはカルメンが働いていた工場で、タバコを巻いていたんだって。
「カルメン」見たことないや。そもそも、オペラをちゃんと見たことがない。
教養として、もう少しオペラや文学なんかを嗜まないとなぁ。でも、見るにもお金がかかるんだもん。
スペイン広場にやってきた。とにかく、広い!
虹が出てる!
スペイン広場は、1929年の博覧会の会場として造られたもの。建築家アニバル・ゴンサレス作。
凄すぎる。圧巻。
こんな感じのタイルのベンチが、58個も置いてある。
ちなみに、スペイン広場は映画「スター・ウォーズ」のロケ地。
「エピソード2/クローンの攻撃」の惑星ナブーとして使われ、この回廊をアナキンとパドメとR2-D2が歩いてたんだって!
アナキンが歩いた場所と同じところを自分も歩いているなんて……胸熱!
そういえば、警察が馬に乗って列を作ってました。
こんな光景、初めてみたわ。かっこいい。
カテドラルに戻ってきました。
予約していたので、待ち時間なしで入場(€12=約1,660円)。
広い……!
このカテドラルはモスクの跡地に建てられ、1590年に完成した。
スペイン最大の大聖堂で、ヨーロッパの聖堂としてはローマのサン・ピエトロ寺院、ロンドンのセント・ポール寺院に次ぐ規模を誇る。
壁沿いの礼拝堂に、祭壇や絵画がずらりと並んでいた。
コロンブスの墓。
棺を担いでいるのは、当時のスペインを構成したカスティーリャ、レオン、ナバーラ、アラゴンの4人の国王。
展示や部屋もたくさんあって、かなり見応えあった。
よくわからんけど、すんごい綺麗な円形の部屋に、ぽつんと1つだけ椅子が置いてあった。
中央の内陣と聖歌隊席。凄すぎて、言葉にもならん。
モスクの跡地に造られたので、教会の間取りや形にはその名残があるみたいだけど……。中身にイスラム要素はなく、完全にキリスト教の教会だったね。
ヒラルダの塔に登ってみた。セビリアは平地なんだね。
街並みも素敵だわ。
眺めも良かったけど、私は鐘のほうを熱心に見てしまったよ。
自転車のチェーンみたいなものでカラクリを作ってる。面白い。
いやぁ、お腹いっぱい。満足、満足。
黄金の塔。13世紀に川の通行を検問するために造られたんだって。
中は海洋博物館らしい。入らなかったけど。
グアダルキビル川沿いには、クルーズ船がたくさん停まってた。
この川のおかげで、セビリアは発展したんだもんね。
マエストランサ闘技場。セビーリャは、闘牛の本場でもある。
ネットで”月曜の夕方は見学ツアーが無料になる”という情報を見て行ったのですが……無料になるのは「水曜日の夕方」でした。
受付の人に聞いたら、数年前に月曜日から水曜日に変わっちゃったみたい。やっぱ、色々と情報が変わってるから、実際に行ってみないと分からんな。
無料じゃないので、見学は諦めました。
帰りに、チョコレートのパンを買い食い。(€1.2=約165円)
スペインでは、菓子パンや惣菜パンが手頃な価格で売ってるから、本当助かる。菓子パン大好き。
明日は、メリダに移動します!
※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。
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【Day36】セビリアからメリダへバス移動!アウグスタ・エメリタのローマ遺跡を巡る
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