*****2023.1.10(火)*****
今日はマラガを観光してから、約90km先のグラナダまで移動します。
さっそく、マラガの街を歩いてみる。
ドラえもんとリザードン?
フェキニア人によって築かれ、ローマやイスラムなど幾度か支配者が代わった歴史ある街、マラガ。現在は港湾都市として繁栄しており、リゾート地で有名なコスタ・デル・ソルの玄関口として賑わっている。スペインの画家パブロ・ピカソが生まれた場所としても知られる。
(参考文献:地球の歩き方)
さすがに、街が綺麗すぎる。
ヨーロッパにやってきたという実感が、ようやく沸いてきたな。
まずは、アルカサバに向かいます。
入場料は、ヒブラルファロ城との共通券で€5.5(=約770円)。
”アルカサバ”とは、スペイン語で”要塞”のこと。たいていは、レコンキスタに備えてイスラム教徒が築いたものらしい。
モロッコでも、城塞のことを”カスバ”って呼んでたもんね。単語の響きも似てる。
城壁の間を登っていく。
城壁がこうして何重も築かれているところは、日本の城建築の構造と通じるところがあるよね。
このアルカサバは、古代ローマの要塞の跡にムーア人が11世紀に築いた要塞なんだって。
※ムーア人…8世紀初め以降、イベリア半島に侵入した北アフリカのイスラム教徒へのヨーロッパ人による呼称。
こんな感じで、城壁の先まで歩くことができる。
こういうの、ワクワクする。
隣の丘、さらに上にヒブラルファロ城が見える。
あそこまで歩かなきゃならんのか。共通券買っちゃったし、行くけどさ。
イスラム式庭園もあった。
細い水路を伝って、上から水が流れてきている。
高い場所に水を引くの、大変だったろうに。それとも、水が湧き出る場所があるのかな?
モロッコのカスバとは違って砂レンガではなく、赤レンガが使われているあたり、西洋建築っぽいんだけど……
庭園やアーチがイスラム式なので、文化が融合している感じがとても面白い。
城壁が美しい。やっぱ、城建築大好き。
こことか、モロッコで見たイスラム建築まんまだわ。
ちなみに、アルカサバの隣にはローマ劇場があった。無料です。
このクオリティーのローマ遺跡がタダで見られるとは、ありがたや。
次は、ヒブラルファロ城まで登っていく。
けっこうな坂道。しかも気温が暖かくて、汗ばみながら登りました。
一人でひぃひぃ言いながら、ようやくヒブラルファロ城に到着。
アルカサバとの共通券で入場しました。
この城は、アルカサバを守る要塞として14世紀に造られたらしい。
城塞の上に登ると……
マラガの湾が一望できた!
こんな感じで城壁の上を歩けるの、ポイント高い。
マラガ大聖堂も、よく見えた。
戦争についての展示品もあった。
こうして見ると、アルカサバとヒブラルファロ城、けっこうな高低差がある。
昔は、城壁で繋がってたんだ。
来た道を下り、街中へ戻ってきた。
モニュメントのある広場や屋外に座席があるレストランを見ると、ヨーロッパにやってきたことを実感する。
ここがピカソの生家だと思う。意外にも、近代的な外観だった。
芸術にはあまり詳しくないので、中には入っていません。
歩いている途中で見つけた、サンティアゴ教会。
中に入れそうだったので、覗いてみる。
とても厳かな雰囲気。適当に入った教会が凄くて圧倒されるの、ヨーロッパあるあるだわ。
ちなみに、この教会にはホタテ貝──サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼のシンボルがありました。
Camino Mozárabe(モサラベの道)という、アルメリアからマラガまでを繋ぐアンダルシアの巡礼路みたいです。
マラガのカテドラル。デカすぎて、全景写しきれないわ。
入場料は、€8(=約1,140円)。
16世紀に建設が始まったものの、資金不足で右の塔が完成しないまま18世紀に工事が終了。
ゴシックやルネサンス、バロックなど、様々な様式が混ざっている。
とにかく圧倒されまくり。
今は寄付もクレジットカードなのね。時代は変わったわ。
各礼拝堂には、絵画が飾ってあった。もう少し、芸術も勉強せねばな。
もうすでにお腹いっぱいだわ。大満足。
最後に、アタラサナス中央市場を覗いてみた。かなりの人で賑わっていて、ゆっくりはできなかったけど。
おいしそうな生ハムがたくさん並んでたよ。そのうち市場で美味しいもの食べれたらいいなぁ。
グラナダへ移動するため、マラガのバスターミナルへ。
今回は、この券売機で買ってみた。マラガからグラナダまで、€12.21(=約1,740円)。
交通費、地味にかかるよなぁ。支払いが全部カードだし、気づいたら金使ってるから、翌月の引き落とし額が恐ろしいわ。
1時間45分でグラナダのバスターミナルへ到着。
グラナダのバスターミナルは中心地から少し離れているので、市バスを使って移動します。
地球の歩き方には”SN1”の市バスで、バス停に券売機があると書いてありましたが……
SN1のバスが見つからず、券売機も見当たらず。
近くにいた人に聞いてみたら、"33番"に乗れって言われました。
運賃も、バス乗車時に運転手に支払ったよ。(€1.4=約200円)
無事、”エル・コルテ・イングレス”前に到着。歩いて宿に向かいました。
あとで街を歩いて気づいたけど、”SN1”の市バスも普通に走ってました。
明日はいよいよ、待ちに待ったグラナダ観光です!
※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。
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