*****2022.12.29(木)*****

Goole Mapsより
今日は、メクネスから約20km離れた場所にある世界遺産、ヴォルビリス遺跡に日帰りで観光します。
途中の街、ムーレイ・イドリスを経由していくよ!
朝8時過ぎ。ホテルを出て、ムーレイ・イドリス行きのグランタクシー乗り場へ歩いて向かいます。
写真撮り忘れちゃったんだけど、グランタクシー乗り場はここ。
タクシー乗り場にいたおっちゃんに”ムーレイ・イドリス”と告げると、すでに人が何人か乗っていたタクシーに案内された。
料金は先払いで、11DH(=約138円)。
ムーレイ・イドリスまではバスを利用するのが最も安いらしいけど、グランタクシーでも十分に安い!
車の中で15分くらい待ち、5人揃ったところでタクシーは出発。
同乗者は、みんな現地の人だった。
30分ほどで、ムーレイ・イドリスのタクシー乗り場に到着。
今度は、ヴォルビリス遺跡へ向かうタクシーを探します。
そばにいた運ちゃんに声をかけたら、30DH(=約380円)でタクシーを出してくれるって。
メクネス−ムーレイ・イドリス間の20kmが11DHに対し、ムーレイ・イドリス−ヴォルビリス遺跡間の4km弱が30DH。
高いけど、観光地価格だし自分一人なので、仕方ないよね。ということで承諾。
ヴォルビリス遺跡に着きました!
古代ローマ時代の都市遺跡で、モロッコ国内では最大のローマ遺跡。
入場料は、70DH(=約880円)でした。
広い!
ローマ時代には「マウレタニア・ティンギタナ」と呼ばれるローマ属州の州都で、最盛期には2万人の人々が住んでいたという。
ヴィーナスの家。
屋根もなく、風雨に晒されっぱなしなのに、モザイクがここまではっきりと残っていることに驚いた。
水道の跡。
ローマ時代の遺跡を、アフリカの地で見れたことに感動。
古代ローマの勢力圏と影響力の大きさを実感する。
ディオニュソスと四季の家のモザイク。
ずっと一人で「すごいっ! すごいっ!」って独り言を連呼してた。
正直、モロッコに来て一番興奮した瞬間かもしれない。
やっぱり自分、遺跡が好きなんだな。
カラカラ帝の凱旋門。
属州の自由民にローマ市民権を与えたカラカラ帝への感謝を捧げ、建造された。属州税(10分の1税)がなくなったことにより、ヴォルビリスの人々の生活は楽になった。
魚の絵が描かれたモザイクが多かった印象。
この地は内陸だけど、なんでだろうね。
フォーラムとバシリカ礼拝堂、そしてキャピトル。
このあたりが神殿や広場などの大事な建物が集まり、街の中心だったみたい。
遠くに目を向けると、緑の畑が一面に広がっている。
このあたりは、昔からオリーブや葡萄畑があったんだって。
やっぱりモロッコは、北の方が圧倒的に土地が豊か。
モロッコで、最も多くシャッターを切ったわ。
最後に、眺めの良い丘の上に登ってみた。
ローマ時代の当時は、どんな眺めだったんだろうね。
天気もよかったし、観光客は少なかったし、散策を思いっきり楽しめた。大満足。
ムーレイ・イドリスまで4km弱の距離なので、帰りは歩くことに。
のどかな田舎道を、ひたすら歩いて丘を下った。
日本から持ってきたウォーターボトル、落として割っちまったよ。
ケースに入れてたのになぁ……300円ショップじゃダメっすね。しばらくはペットボトルを使うか。
てか私、すぐ物を失くしたり壊したりしちゃう。物の管理が致命的に苦手なの、どうにかしたい。
ムーレイ・イドリスに戻ってきたよ!
この街には第4代カリフ、イドリス1世が埋葬されている。
彼はベルベル人の助けを借りながら、モロッコで初めてのイスラム王朝を打ち立てた。モロッコでは、聖者(ムーレイ)のひとりにも数えられている。
ムーレイ・イドリスを散策しようと思ったけど……
地球の歩き方には地図も載ってないし、Googleマップを見てもよくわからず、適当に彷徨った。
確か、廟があるはずなんだけど……とうろついていると、少年が話しかけてきた。「テラスはこっちだよ!」と。
はいはい、チップね。と思いつつ、一人じゃたどり着けなさそうなので案内してもらうことに。
ムーレイ・イドリス廟。
もともとの墓は壊されてしまったらしく、これは19世紀に改修されたもの。緑の鮮やかな屋根が印象的。
少年は「もっと良いテラスがあるよ」と言ったけど、ここからの眺めで十分だったので、「ここで大丈夫」と断った。
やっぱりチップと言われたので、5DH(=約60円)を渡してやった。
不満そうにしてたけど、「お前、数十メートルの距離を案内しただけやろ」とつっぱねて、その場を去った。
帰りに見つけた、円柱の形のミナレット。
ミナレットって、いろんな形があるもんだね。
というわけで、帰りもグランタクシー(11DH)に乗って、無事にメクネス新市街まで帰ってきました。
帰りも、行きと同じグランタクシー乗り場で下ろしてくれたよ。
念願のローマ遺跡を拝むことができ、モロッコで最も興奮した一日でした。
明日は、ラバトに移動します。
※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。
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