*****2022.12.28(水)*****

Google Mapsより
今日は、フェズからメクネスへ約50kmの移動と、メクネス観光をします。
朝7時半。
ブー・ジュルード門前でタクシーを探していると、ちょうどタクシーに乗り込もうとする観光客カップルを発見。
フェズ駅に行きたいのだけれど、と声をかけると……
「俺たちもバスステーションに行くんだ。フェズ駅は通り道だから、乗りな」
相乗りできた。これはツイてる!
大嫌いなタクシーだけど、同乗者がいるだけで心強い。
フェズ駅に到着。
このカップルは優しくて、「タクシー代は俺たちが払うからいいよ!」って言ってくれたんだけど、一応チップとして20DH札をドライバーに渡しておきました。
チケットは、ネットで事前に予約。フェズからメクネスまで、2等車で30DH(=約380円)。
座席は、4席・4席向かい合わせのコンパートメントタイプでした。(ハリポタのホグワーツ特急みたいな座席)
周りは全員男性だったけど、みんな紳士的で驚いた。
バックパックを荷棚に乗せてくれたり、座席一緒に探してくれたり、降りる時も「先にどうぞ」って順番を譲ってくれたり。
こういう時に、女性で良かったって思うよね。
約30分で、メクネス駅到着。
宿に荷物を置いて、さっそく観光に出かけるよ!
果樹園やオリーブ畑の農園地帯にある古都メクネス。この街の最盛期は17世紀、アラウィー朝のムーレイ・イスマイルの時代。首都としてのメクネスは約半世紀しか続かず、歴史の舞台はマラケシュやフェズに移っていったが、今も重要な文化遺産が残るメクネスの旧市街は世界遺産にも登録されている。
(参考文献:地球の歩き方)
ということで、意気揚々とメクネスのメディナ(旧市街)に向かいましたが……
なんと、大規模工事中!
マンスール門は覆われて見えず、エディム広場の両側も工事柵で囲われていました。
事前に確認していかなかった私が悪いんだけどさ。
どこ見ても工事中だから、さすがにガッカリしたよね。
工事の看板には、”2019年〜2023年”と書いてあった。この工事、本当に2023年中に終わるのか?
スークを歩いてみる。
正午に近い時間だったはずなんだけどね、あまりお店開いてませんでした。
これも工事の影響なのか、それとも私が訪れた時間が早かっただけ?
メディナの中にあるブー・イナニア・マドラサに行ってみたけど、やっぱり工事のため閉鎖中。
遺産を保護するためだから仕方のないことだけど、残念だったなぁ……
見るとこなかったので、ジャメイ博物館に行ってみる。(30DH=約380円)
モロッコの伝統音楽についての博物館のようで、楽器の展示がたくさんあった。
遠足か課外授業でやってきたのであろう、子供たちも大勢いた。「Welcome to Morocco!」って元気よく挨拶してくれて、ほっこり。
日本の子供たちがアイヌ民族について学ぶように、モロッコでも学校教育でベルベル人など少数民族や伝統文化への理解を深めていくんだろうね。
ジャメイ博物館、建物自体も素敵だったよ。
悔しいので、もう少し粘り強く歩いていると……
ムーレイ・イスマイル廟が開いてた!
メクネスが最盛期を迎えた時代の王、ムーレイ・イスマイルの遺体が安置されている場所。
この先は靴を脱いで入ります。
暗いけど、この先がムーレイ・イスマイルが眠る部屋。
部屋の装飾は見応えがあった。諦めずに来て、よかったよ。
風の道を歩いてみる。
両側に城壁がそびえていて、道がずっと先まで続いている。めちゃくちゃ歩いた。
メクネスの人たちは、とっても優しい。
歩いていると「Bonjour!」と挨拶し、にっこり笑いかけてくれる。
他の街だと大抵は客引きなんだけど、メクネスの場合は単なる挨拶なんだよね。
歩いていて、とても気持ちがよかった。
古い貯水槽と穀物倉庫が残るヘリ・スアニという施設まで歩いてみたけど、やっぱり閉まってた。しゃーないね。
ま、旅行していれば工事なんてよくあることよ。
明日のヴォルビリス遺跡に期待!
※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。
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