世界放浪記 スペイン

【Day56】エル・エスコリアル修道院に日帰りで行ってみたが、色々やらかしまくった一日

2023年2月27日

 

*****2023.2.6(月)*****

 

地図

Google Maps より

今日は、世界遺産のエル・エスコリアル修道院へ日帰りで行ってみます!

 

 

マドリード

エル・エスコリアル修道院がある街、エル・エスコリアルまではマドリード・モンクロア・バスターミナルからバスが発車しています。

 

マドリード

エル・エスコリアル行きが発車する11番の乗り場は見つけたが……

あらかじめバスターミナルでチケットを買うのか、車内で買えるのかが分からない。

幸いにも、英語を話せるお姉さんが同じ乗り場でバスを待っていた。尋ねてみたら、「バスの車内で買えばOKだよ」だって。

 

マドリード

ちなみに、エル・エスコリアル行きの661番・664番バスは、20〜30分おきに随時発車しています。

本数が多いので、時刻表を事前に調べていく必要はないと思います。

 

マドリード

というわけで、予定より5分ほど遅れてやってきたバスに乗り込みましたが……

 

「エル・エスコリアルまで」と言ってクレジットカードを出したら、運転手がめちゃくちゃ早口なスペイン語で何かを言ってくる

どうやらカードが使えない雰囲気だったので、代わりにと現金10ユーロ札を出してみるが……

また、超絶早口なスペイン語でまくし立ててくる。しかも、今度はかなりイラついた様子。

それでもやっぱり理解できなかったので、「ごめん、英語でお願いします」って言ったら……なぜか怒鳴られました。

 

マジでなんなん?と思いつつも、私の背後にはズラリと長い列ができている。

私の後ろにいる女性も、黙って知らんぷりしたまま助けてくれない。

たぶんお釣りがないんだろうなと思い、財布を漁るも……運転手が早口すぎて、値段がまるで聞き取れん!

しかも、財布の中には1€以下の細かい小銭しかなかったのよね。この時点で、涙ちょちょぎれそうな私。

 

でも恐らく、運転手さんも焦っていたと思うのよね。既に発車時刻は過ぎていたし、早く遅れを取り戻したかっただろうから。

他のお客さんには迷惑かけたくないし、このバスは諦めて、次のバスに乗ろうかなと思っていた矢先……

 

お姉さん「大丈夫? 何かあった?」

 

と、さっきの英語ができるお姉さんが、見かねて助けに来てくれました

私の財布の中を素早く漁り、

 

お姉さん「オーケー、€4.2ね。よかった、ギリ足りた。チケットはもらったね。じゃあ乗りましょ!」

 

苛立つ運転手さんを上手になだめつつ、私をエスコートしてくれました。

お姉さん、マジで神! 本当、救われた!

 

 

でも、久々にしっかりと怒られて、しばらく立ち直れませんでした

旅を開始してから、初めて「本当に不快」と思った瞬間だったわ。

バスの中で悶々としていると、あっという間に1時間が経過。

 

 

エル・エスコリアル

エル・エスコリアルのバスターミナルに到着してから、再度お姉さんにお礼を言いに行きました。

するとお姉さんも、

 

お姉さん「あの運転手さんが酷かったよ。気にしないで」

 

って、落ち込んでいた私を励ましてくれた。

本当に良い方だったなぁ。感謝しても、しきれない。

 

 

日本に帰国した後、もし今回の私と同じようにトラブっている外国人がいたら、迷わずに間に入って助けてあげようと心に誓いました。

私は明らかに怒鳴られていたし、お姉さんも本当は見て見ぬフリをしたかっただろうに。

きっと、勇気を出して私のもとに駆けつけてくれたんだろうな。

私も彼女のように、困っている人に素早く手を差し伸べられる人になりたい。

 

 

街の正式名は、サン・ロレンソ・デル・エスコリアル。グアダラマ山脈の麓に位置し、マドリード市民の別荘も多い。1557年8月10日の聖ロレンソの日にサン・キンティンの戦いでフランス軍を破ったフェリペ2世は、その勝利を記念して修道院を建設した。

(参考文献:地球の歩き方)

 

 

エル・エスコリアル

気を取り直して、エル・エスコリアル修道院とご対面。

 

エル・エスコリアル

エル・エスコリアル

さすがに、巨大な建物だわ。

スペインの最盛期である16世紀半ばに、フェリペ2世の命によって建設が開始され、1584年に完成した。

修道院や王宮や図書館、神学校などを兼ねる王立の複合施設だった。

 

※フェリペ2世…在位1556〜1598年。ハプスブルク家スペインの全盛期の国王。アメリカ大陸、アジア、そしてポルトガルも併合し、「太陽の沈まぬ国」スペインを統治した。

 

エル・エスコリアル

エル・エスコリアル

意気揚々と入り口に向かいましたが……

 

警備のお姉さん「残念だけど、今日は休館日だよ」

 

な、なんだと!?

た、確か、地球の歩き方には”月曜日は開いてる”って……

(地球の歩き方は信用するなって、お前は前にも学んだだろうが!)

 

もうダメだ、今日は何をやっても上手くいかない日

皆さんは、開館日を事前に調べてから訪れてください。

 

≫ エル・エスコリアル宮殿ウェブサイト

 

エル・エスコリアル

エル・エスコリアル

エル・エスコリアル

様々な施設を兼ねているだけあって、敷地も建物もとにかく広大だった。

 

エル・エスコリアル

エル・エスコリアル修道院前の公園も閉まってた。

 

エル・エスコリアル

別角度からエル・エスコリアル修道院を撮影できないかなぁと思い、ぐるっと歩いてみたけど……

修道院の敷地は高い壁で覆われていて、全然見えなかった。

 

エル・エスコリアル

修道院は諦めて、エル・エスコリアルの街を散策してみるも……

 

エル・エスコリアル

エル・エスコリアル

レストランやカフェが並んでいるのは狭い一角だけで、あとは閑静な住宅街って感じでした。

 

エル・エスコリアル

やることがなくなってしまったので、マドリード行きのバスに乗って帰ります。(€4.2=約590円)

エル・エスコリアルの滞在時間、わずか1時間でした。

 

なんとなーく嫌な予感はしてたんだけど……

帰りのバスの運転手さん、行きと同じ人だった! これは気まずい

でも、行きで小銭を使い切ってしまって、手元には10ユーロ札しかないのよね。

仕方なく10ユーロ札を差し出すと、運転手さんは首を横に振る。

 

だよね、知ってた。

どこかでお札を崩して、次のバスに乗るか。と、バスを降りようとすると……

 

運転手さん「隣のバスで両替してこい」

 

はぁ、と思いつつ、隣のバスに行って「両替したい」と伝えるも、案の定英語が通じない

もおおお、と途方に暮れていると……

 

なんと、運転手さんがわざわざ駆けつけてくれて、両替を手伝ってくれました。

なんとか10ユーロ札を崩すことができ、無事にお金を払って乗車。

 

やっぱ、そうだよね。行きの時はバスが遅れてたから、運転手さんも焦ってただけなんだよね。

「マジでこいつムカつく」って思ってたけど、本当はいい人なんだよ。

これくらいのことでカッカしたり落ち込んだりしちゃダメもっと広く大きな心を持たねばな。

 

今日は何もかも上手くいかなかったけど、学びもあった一日でした。

 

 

明日は、クエンカに移動します。

 

 

※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。

 

 

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