*****2022.12.26(月)*****
モロッコ最初のイスラム王朝の都、フェズ・エル・バリ。808年にムーレイ・イドリス2世によって建設され、その後いくつかのイスラム王朝のもとでモロッコの中心として発展し続けた。政治や経済の中心はラバトやカサブランカに移ったが、フェズでは今も人々が活気あふれる生活を営んでいる。
(参考文献:地球の歩き方)
まずは、世界遺産にも登録されているフェズのメディナ(旧市街)、フェズ・エル・バリ地区を散策するよ。
ブー・イナニア・マドラサへ。(20DH=約250円)
14世紀、マリーン朝時代に建てられたマドラサ。
このマドラサも、装飾が圧巻だった。
こんなところにも猫。本当、どこにでもいる。
メディナ内を歩いていると、「ニホンジン?」と声をかけてきた男に捕まった。
友達がやっているタンネリ(なめし革工場)の作業場を見せてくれるという。
後でチップを要求されるのはわかっていたが、タンネリの作業場はフェズではとても有名な景色。
見てみたかったので、男についていくことに。
革製品の店に連れて行かれて、男の友達にバトンタッチ。
屋上のテラスから、タンネリの作業場を写真撮らせてもらったよ。
ぽこぽこと空いている穴が染色桶で、ここで革を染めてるんだよね。
昔、自転車で旅をしていた方の某ブログを読むのが好きだったんだけど、その中でもフェズのタンネリの写真が印象的で忘れられなかった。
別に染め物や革に興味があるわけでもないのに、なんでだろうね。
実際に見ることができて、妙な感慨深さを覚えたよ。
このテラス、普通に眺めもよかった。
その後、革の種類の説明を受けたり、カバンやクッションなどの革製品を見せてもらった。でも、特に何も買わずに店を出る。
すると案の定、さっき工房まで案内してくれた男が待ち構えていた。「チップは?」とねだってくる。
20DH(=約250円)渡したら、男は満足げに去っていった。
多分、サヴィア・ムーレイ・イドリス廟だと思う。
このあたり迷いすぎて、自分がどこ歩いているか全然分からんかった。
カラウィン・モスク。
中には入れないけど、こんな感じで覗くことはできた。
やっぱり、どこも装飾がすごい。
アッタリーン・マドラサ。(40DH=約500円)
14世紀に建てられた神学校。
いくつかモロッコの宿に泊まり、マドラサなどを見学して分かったこと。
モロッコの建築は、だいたい中央に吹き抜けの空間があり、その空間をぐるっと囲むように外側に部屋が設置されている。
狭い市街で効率的に空間を利用するための工夫なのかな? それとも、気候に合わせた造りなのかしら?
メディナを北に抜けて、フェズの街並みを見渡せる丘の上に向かう。
墓地の敷地内を、ひたすら上に登っていった。
イスラム式の墓、初めて見た。
墓の前で歌っている人たちがいた。
丘の上は、マリーン朝の墓地。
今は遺跡だけど、ここにマリーン朝のスルタンたちが眠る墓碑が並んでいたんだって。
フェズのメディナが良く見えた。城壁の中に、建物がびっしりと並んでいる。
高低差のある丘の斜面に、街が築かれている。平地のマラケシュとは、街のつくりが明らかに違うよね。
あの辺が、私が歩いていたあたりなのかな?
丘を降り、今度は先ほど歩いたフェズ・エル・バリ地区よりも新しい、マリーン朝の時代(13〜15世紀)に築かれたフェズ・エル・ジェディド地区に向かってみる。
フェズ・エル・ジェディド地区の雰囲気、とてもよかった。
閑静な住宅街って感じ。
王宮の正門。マリーン朝のスルタンの居城だった場所。中には入れなかったよ。
帰りにスーパーで買った炭酸のトロピカルジュース。
街中でよく看板を見かけたから買ってみたけど、美味しかった。
広いフェズの街をたくさん歩き、ヘトヘトになった一日でした。
明日は、フェズでゆっくり過ごします。
※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。
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