*****2023.3.5(日)*****
ルネサンスの時代にはフィレンツェと並び称された、フェラーラ。エステ家の宮廷文化が花開き、イタリア中から数多の芸術家が集った。1492年、エステ家のエルコレ1世は「理想都市」を目指し、ピアジオ・ロッセッティに命じて街を拡張。都市概念に基づいた街は、今も美しい街並みを残し、「ルネサンスの街」として世界遺産に登録された。
(参考文献:地球の歩き方)
今日は、フェラーラ観光をします!
まずは、ディアマンティ宮殿。
壁の凹凸がまるでダイアモンドのようなので、この名前がついたらしい。
この壁の凹凸、ポルトガルのリスボンやスペインのサラマンカでも似たような建築を見た。この時代の建築の流行りだったのかな?
中は美術館なので、入りません。
エルコレ1世通りをしばらく歩いていくと……
エステンセ城にたどり着いた!
古くよりフェラーラを統治していたエステ家の居城です。
※エステ家…イタリアの有力な貴族の家系のひとつ。 1196年にエステ辺境伯領はフェラーラ侯爵領に改められ、エステ家当主の称号もフェラーラ侯となった。
城を囲うように、水堀が張り巡らされている。
この城の見た目、私の好みにドンピシャ。かっこええ。
塔も含めて、入場料は€14(=約1,980円)。
見た目が気に入ったので、塔込みのフルチケットを選択。
この城は、エステ家のニッコロ2世が1385年に建設に着手。
建設当初は敵からの防御を目的としていたが、完成時の16世紀には一族の居城となった。
なるほど、見た目が私の好みだったのは、もともと住む城ではなく防御の城として建てられていたからだったのね。
中には、エステ家の統治について解説する展示があった。
敷地内には、牢獄もある。
身をかがめて狭い通路に入るの、ワクワクした。
テラスからの眺めも良い。
塔の上に登ってみたよ!
茶色い街並みが、本当に素敵。
同じルネサンス都市のフィレンツェに比べたら、派手さには欠けるけど……
私には、ゆったりとして落ち着いた、素朴な趣が残るフェラーラのほうが合っているような気がする。
もちろん住む城だったので、天井画が描かれた広間もある。
裸相撲……?
エステンセ城の天井画、おもろいな。
エステンセ城、個人的にはかなり好きな城だった。
フェラーラの守護聖人、サン・ジョルジョをまつるカテドラーレ。
中は工事中で、奥まで入ることはできなかった。
日曜日だからか、教会前の広場は賑わっていた。
自転車のイベントをやってたよ。
これもポルティコなのかな。
教会の壁に沿って、商店街のアーケードのように軒先が連なっている。これも面白い建築だよね。
ヴォルテ通りと呼ばれる小道。
写真のように、通りを挟んだアーチ状の渡り廊下がいくつもある。
中世の頃からある道路らしい。
こういう路地裏、マジで好き。
フェッラーラ、ラヴェンナやボローニャに比べて観光客も少ないし、写真が撮り放題なのも良い。
さらに歩き、スキファノイア宮殿に到着。
かつてのエステ家の別荘で、現在は美術館。
でも、美術館は閉まってた。中庭に、ひっそりとレストランが1軒あっただけ。
サン・フランチェスコ教会。
壁や天井の一部に、古そうなフレスコ画?が残っていた。
街をぐるっと歩き回って、エステンセ城まで戻ってきた。
フェラーラの街、規模感がちょうど良かったな。
人もそれほど多くなく、落ち着いてゆっくり散歩できるし。とても居心地がよかった。
明日はパドヴァへ日帰りで行きます!
※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。
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