*****2023.3.28(月)*****
モラチャ川のほとりに開けた、モンテネグロの首都ポドゴリツァ。歴史はローマ以前に遡るが、第二次世界大戦によって街の多くは破壊され、古い建物はあまり残っていない。1946年から1992年までは、ユーゴスラビアのチトーの名を取って、”チトーグラード”という名の都市だった。
(参考文献:地球の歩き方・Wikipedia)
昨日の荒れた天気とは打って変わって、今日は快晴。
ポドゴリツァの街を歩いてみます。
Independence Square。
やっぱり、無機質な四角い建物が多い。ポドゴリツァの街は第二次世界大戦中に破壊されてしまったみたいだから、今ある建物はきっと旧ユーゴスラビア時代に建てられたものが多いんだろうね。
市庁舎。それにしても、モンテネグロの国旗がカッコ良すぎる件。
鷲の紋章は、モンテネグロ王国の「双頭の鷲」。中心のライオンは、ヴェネツィアのシンボルである「聖マルコのライオン」。モンテネグロの海岸沿いの都市は18世紀までヴェネツィアに属していたため、ヴェネツィアとも関係が深かったんだって。
ちなみに、双頭の鷲には”東洋と西洋をにらむ”という意味もあるらしい。昔から、東ローマや神聖ローマ、今もセルビアやアルバニアなどの国旗で双頭の鷲が使われているし、この辺りの地域が東洋と西洋の境目だったことが国旗からも窺える。
モラチャ川を渡ってみる。
この写真の橋はミレニアムブリッジという名前で、ポドゴリツァで一番デカくて立派な橋。
しかし、観光客がどこにもいない。アジア人もいない。
街を歩いていて、自分が目立っているのが良く分かる。
カメラを構えていたら、若い兄ちゃんがピースして冷やかしてきた。こういうの、ウザいから嫌だ。
ハリストス復活大聖堂。
たぶん、ポドゴリツァで唯一の観光スポット。1992年に建てられた、わりと新しい聖堂です。
人生で初めて、セルビア正教会の聖堂に入ってみたんだけど……
中に入って、びっくりした。
今まで西ヨーロッパ諸国で数多く見てきたローマ・カトリックとは、内装も雰囲気もまるで違った。宗教の面からも、文化圏が変わったことを実感する。
観光客が誰もいないこともあって、とても神聖な場所のように感じたよね。皆、熱心に祈りを捧げていたから、雰囲気に気圧されて写真を撮るのを躊躇っちゃった。
※ 正教会とローマ・カトリックの違いについては、コトルの記事で詳しく触れます。
再びモラチャ川を渡って、今度は旧市街へ。
「古い橋」という意味の、スタリ・モスト。
この橋の形は、オスマン帝国によって建てられたものなのだろうか?
時計塔。このあたりが、旧市街らしいんだけど……
何もねぇ。ただの住宅街。
確かに、他のエリアと比べて、三角屋根の家や石造りの壁が多いけど……特に見どころはなかったよ!
以上、ポドゴリツァの観光は終了!
ポドゴリツァは、”ヨーロッパで最も酷い首都”として巷では有名みたいだけど……まあ、見どころが何もないところが、そう言われてしまう所以だよね。擁護できんかったわ、スマン。
帰りにスーパーで、パンを買って食べたんだけど……美味くてびっくりした!
中にジャガイモがごろごろ詰まっていて、見た目以上にボリュームたっぷり。これで、€0.7(=約100円)。お得。
モンテネグロでは、パンをメインに食べるのアリだな。
明日は、オストログ修道院に行ってみます!
※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。
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