*****2023.2.4(土)*****
今日は、マドリードから日帰りでトレドに行ってきます。
今回はバスでトレドまで行くことにしたので、エリプティカ広場バスターミナル(Intercambiador de plaza Elíptica)までやってきました。
地下鉄Plaza Elíptica駅から直結しています。
トレド行きのプラットホームは、地下1階にあります。
チケットはAlsaで事前に予約して行ったけど、満席でした。
トレド行きは1時間の直行便(Directo)と1時間半かかる各駅があって、両方とも同じ時間に発車します。
料金は同じなので、直行便(Directo)に乗ったほうが早いです。(€5.73=約815円)
朝10時、トレド・バスターミナル着。
さっそく、トレドの中心地に向かいます。
画家エル・グレゴが後半生を送った頃のたたずまいを今も残す街トレド。1561年に首都がマドリードに移るまで、政治・経済の重要な拠点として繁栄した。711年から約400年間はイスラム教徒の支配下におかれ、この地の経済を握っていたユダヤ人とともに多くのイスラム教徒が暮らしていた。キリスト、ユダヤ、イスラムの3つの文化なくして、この街は語れない。
(参考文献:地球の歩き方)
歩いていると、さっそくキリスト、ユダヤ、イスラムの3つの宗教を示すタイルを見つけた。
クリスト・デ・ラ・ルス・モスク(Ermita "Mezquita" del Cristo de la Luz)。
世界遺産検定のテキストには、バブ・アル・マルドゥム・モスクと書いてあった。
€3(=約420円)だったので、中に入ってみる。
中は、小さなキリスト教教会。
元はレンガ造りのイスラム建築だが、のちにロマネスク様式の装飾が施された。
中の壁に、古そうなフレスコ画?が残っていた。
絵柄はイスラム教っぽいけど、イスラム教は人の絵はあまり書かないよね?
あとの時代にキリスト教徒が描いたものなのかな。説明書きがなかったので、全然わかんなかったわ。
教会からの眺めも良かったよ。
ソコドベール広場(Zocodover)。トレドの街の中心地です。
トレドのカテドラル。1493年に完成した、スペイン・ゴシック様式の大聖堂。
ファサードの装飾が素敵。
ここはスペインのカトリック総本山だし、予定では中も見学しようと思ってたんだけど……
なんだか気乗りがせず、中の見学は見送っちゃいました。
サント・トメ教会へ。
この教会は、エル・グレゴの絵画を所蔵していることで有名。
トレドはエル・グレゴゆかりの街だし、せっかくだから見学することに。(€3(=約420円))
「オルガス伯の埋葬(El entierro del Conde de Orgaz)」。
エル・グレゴの最高傑作と言われている絵画。写真OKでした。
これ、後で調べてみて知ったけど、エル・グレゴの絵を検索すると一番最初に出てくる、マジで超有名作じゃん!
適当にふらっと入ったけど、私はとんでもなく価値のあるものを見てたのね。
ちなみにこの教会、塔もキリスト教とイスラム教が融合したムデハル様式で素敵でした。
エル・グレゴ美術館。中には入っていません。
エル・グレゴってスペインを代表する画家だと思ってたけど、実はスペイン出身ではなくギリシャ人なんだね。イタリアでルネサンス様式を学んでから、40歳近くになってスペインに渡ったんだって。
トレドは街並みに目が行きがちだけど、周囲を流れる川の向こうには大自然が広がっていて驚いた。
サンタ・マリア・ラ・ブランカ教会。
トレドに残る最古のユダヤ教会。中に入ってみます。(€3=約420円)
中は、イスラム建築っぽい。
こう言うととても失礼なのかもしれないけど……ぱっと内装を見せられて、「これは教会、モスク、シナゴーグ、どれでしょう?」って言われても、答えられる自信ないわ。
こういう装飾や壁色の違いとかで、これはシナゴーグだ、とか判別するのかな?
それとも、スペインの宗教建築が特殊なだけ? 3つの宗教の要素がこんなにも混ざった建築って、やっぱりイベリア半島にしか存在しないのだろうか?
サン・マルティン橋(Puente San Martín)までやってきたけど、ここからはトレドの街の全景は見れなかった。
うーん、どこか街が見渡せる場所はないだろうか。
トレドってたぶん、細く入り組んだ石畳の道に迷い込む感覚を楽しむ場所なんだと思う。
「もしスペインに1日しかいられないなら、迷わずトレドに行け!」って言うけどさ。
個人的には、アビラやセゴビアの街を歩いているほうが楽しかったな。
トレドの街も素敵だけど、ちょっと洗練されすぎているというか。アビラやセゴビアを歩いているときに感じた新鮮さは、トレドにはなかったかも。
トレド銘菓、マサパン。アーモンドのお菓子だって。見た目がかわいい。
でも、小さい割に値段はお高めで、私にはとても手が届かなかった。
アルカンタラ橋(Puente de Alcántara)。
この橋は、トレド駅を利用してやってきた人たちで賑わっていた。
この橋からは、アルカサルがよく見えたよ!
やっぱ、自然がとても美しいんだよな。
トレドで最も印象に残った景色は、この周囲の川と山々かもしれん。
今日は少し疲れていたので、これ以上観光する気にもなれず。
行きと同じAlsaのバスに乗って、早めにマドリードへ戻りました。
バスを降りると、トレド行きのプラットホームは長蛇の列。
やっぱ、トレドって人気観光地なんだな。朝イチで行ってよかったわ。
明日はマドリード観光です!
※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。
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