世界放浪記 ポルトガル

【Day43】リスボンからレイリアへバス移動。カトリックの聖地ファティマを訪れる!

2023年2月10日

 

*****2023.1.24(火)*****

 

地図

Google Maps より

今日は、リスボンから約120km北上して、レイリアという街に移動します。

レイリアには2日間滞在して、近郊の観光地を巡っていくよ!

 

 

リスボン

朝8時、リスボンのセッテ・リオス・バスターミナル

rodo expressos社レイリア行きバスに乗ります。(€4.99=約700円)

rodo expressosの予約サイトを見ていて思ったのだけれど、残り席数によって値段が変動するみたい。

早めに予約したり、時間を選ばなければ、お得に乗れることに気がついた。

 

レイリア

10時過ぎに、バスはレイリアに到着。

リスボンが忙しかったせいで、少し疲れが溜まっている気がする。バスの中では、ずっとウトウトしていました。

 

レイリア

レイリアのバスターミナルから歩いて10分くらいのところにあるホステルに泊まったんだけど……

宿の人が、英語話せなくて驚いたわ

翻訳を駆使してなんとか意思疎通し、ようやく荷物を置かせてもらう。

 

レイリアにやってきてから、英語話せない率が高いのよ。「ポルトガル語は無理」って告げても、みんな気にせずガンガン話し続ける。

向こうはポルトガル語、こっちは英語で喋り、結局ジェスチャーでなんとか意思疎通……という、なんとも奇妙な状況に陥りがち。

まあ、それはそれで面白いから良いんだけどさ。

 

 

レイリア

レイリア

レイリア城が見える。

レイリアの街自体には、それほど大きな見どころはない。交通の便が多いという理由で、2日間の拠点をレイリアに決めたんだけど……

観光客が誰もいなくて、とても長閑。雰囲気めっちゃ良いわ。

リスボンが人多過ぎて疲れていたので、都会の疲れを癒すにはちょうどいい。

 

レイリア

今日は、ファティマへ行ってみます。

レイリアのバスターミナルから、ファティマまで€3.6(=約510円)。チケットは、バスターミナルのチケット売り場で買えます。

時刻表は、Tejo社のサイトで調べてから行きました。そんなに本数多くないので、要注意。

 

ファティマ

1時間かからないくらいで、ファティマのバスターミナルに到着。

 

 

1917年5月13日、ファティマで3人の子供たちの前に聖母マリアが出現するという奇跡が起きた。当時はオリーブの木が点在しているだけの荒地だったが、今は荘厳な教会が建ち、多くの巡礼者が訪れるカトリックの聖地となっている。

(参考文献:地球の歩き方)

 

 

ファティマ

バジリカのある大広場まで、徒歩で向かいます。

 

ファティマ

広っ! てか、天気良過ぎ。

 

ファティマ

今は巡礼の時期ではないので閑散としているけれど、5月の大祭は広場が大勢の人々で埋め尽くされるんだって。

 

ファティマ

ファティマ

みんな、蝋燭を捧げていた。

観光地の大聖堂などとは違い、ファティマはもっと厳かな雰囲気

敬虔な信者たちが集まる場所だから、邪魔しないように遠くから覗きました。

 

ファティマ

泉が湧き出しているキリスト像だと思うんだけど、残念ながら足場で覆われていた。

 

ファティマ

ファティマ

これが、出現の礼拝堂なのかな?

椅子に座りきれないほど人が集まっていて、よく分からんけど神父さんが説教的なことをしていた。

ふと広場中に響き渡るように聖歌が流れてきて、皆が静かに祈っている。

 

ファティマ

ファティマ

ファティマ

バジリカの中へ。

 

ファティマ

ファティマ

なんか……異教徒がお邪魔しちゃいけない場所なのかもしれんな。

祈っている方々の邪魔にならないよう、早めに退散。

 

ファティマ

この巨大な円形の建物は聖三位一体教会なんだけど……

中は、広い集会場?みたいな雰囲気の教会で、ありえんくらい静かだった。

熱心に祈っている人がいて、シャッター音を立てることすら憚られたので、撮影はやめておきました。

 

ファティマ

お土産屋さんにも、キリスト像やマリア像がずらり。

 

ファティマ

私、キリスト教自体に関しては全くの無知なんだけど……ファティマ、非常に興味深いところだった。

上手く言葉に表せないけど、信仰心って不思議なパワーを秘めているような気がする。信者にとっては、信仰心が生きる糧にもなり得るわけで。

それほど熱心に信じられるものがあるってことが、羨ましくも思うのです。

 

ファティマ

ファティマは広場以外は特に見どころもないので、14時のバスで帰りました(€3.6=約510円)。

帰りは停車が少なく、30分ほどでレイリアに到着。

 

 

レイリア

せっかくなので、レイリアの街も歩いてみる。

 

 

丘の上にそびえる城を取り囲むように広がる、人口4万2000人ほどの地方都市。レコンキスタ後の15世紀には、街の周囲に植えられた杉を原料に製紙工場が造られ、印刷業が栄えた。現在も、交通の要衝として賑わいを見せている。

(参考文献:地球の歩き方)

 

 

レイリア

カテドラルに入ってみる。

1550年に建設が開始され、18世紀に改装されたルネサンス様式の聖堂。

 

レイリア

誰もいない。

静まりかえった空間を歩く、自分の足音だけが聖堂に響き渡る。

 

レイリア

祭壇画も、すごいね。

 

レイリア

レイリア

レイリア城まで登ってみる。

 

レイリア

レイリア城、無料だった。しかもご丁寧に、パンフレットまでくれたよ。

 

レイリア

急な斜面に、城壁が築かれている。

この城は、1135年に初代ポルトガル王アフォンソ・エンリケス(アフォンソ1世)がイスラム教徒から奪取した。

当時はこのあたりがポルトガルの南の境界で、イスラム支配下にあったリスボンなどへの防衛の砦となった。

 

※アフォンソ1世…在位1139年〜1185年。ポルトガル王国を建国したブルゴーニュ王朝の初代ポルトガル王。

 

レイリア

立派なスタジアムがある。

後で調べてみたら、レイリアにはサッカーチームがあるみたいですね。(UDレイリア)

 

レイリア

レイリア

ザ・中世のお城って感じ。雰囲気◎。

キリスト教徒に奪還されてからはしばらく放置されていたのだが、14世紀にディニス王とイザベル王妃が修復し、居城とした。

 

レイリア

レイリア

城の中には、展示もあった。

 

レイリア

なるほど、丘の周囲を囲むように川が流れていたってわけね。

日本の山城建築と同じだな。

 

レイリア

レイリア

回廊からは、レイリアの街が一望できた。

 

レイリア

leiria

レイリア城、めっちゃ良かったわ。

変に人の手が加わることなく、中世の城がそのまま残っていた感じがした。

観光客いないから落ち着いて見学できるし、穴場スポットだわ。

 

 

帰りに、兄ちゃんに「こっちからも帰れるよ」と言われ、示された方の道へ行ってみると……

 

レイリア

レイリア

斜めのエレベーターがあった。

丘の斜面に設置されていて、これで丘の下まで一気に降りることができる。

 

レイリア

こんなん、初めて乗ったわ。面白い。

 

 

宿の同じ部屋にドイツ人の女性が宿泊していて、少し会話しました。

宿の人が英語できないから、彼女に宿の設備とかを色々教えてもらったよ。

彼女は飛行機が嫌いらしく、Flixbusでドイツからポルトガルまで約1ヶ月かけて旅してきたんだって。

 

※Flixbus…ヨーロッパを中心に展開している格安高速バス。

 

彼女に言われて、ふと気づく。

そういえばポルトガルに来てから、Flixbusを多く見かけるようになったな。スペインでは、全然見なかったのに。

ヨーロッパの交通費、地味に高いと思っていたところ。

次はFlixbusを試してみようかしら、とひそかに企む私でした。

 

 

※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。

 

 

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