*****2023.1.8(日)*****
今日はいよいよ、モロッコからジブタルタル海峡を越えてスペインへ入国する日。
初めてのフェリー入国で緊張ドキドキだけど、頑張っていくよ!
ますは、アルヘシラス行きのフェリーが出港するタンジェ新港(Tanger Med)までいかなければならないのだが……
タンジェからは30kmほど郊外にあるので、まずはタンジェ新港へ行くバスに乗ります。
このバス、ALSA(バス会社)のウェブサイトによると、6:25から10分置きの頻度で発車するって書いてあるんだけど、他の方々のブログには毎時00分に発車と書いてあったり……よく分からんのよね。
ということで、早めに宿を出る。
朝6時過ぎ。
グラン・ソッコ前でプチタクシーを拾い、タンジェ新港行きのバス停があるタンジェ駅(Tanger Ville)へ。15DH(=約190円)で乗せてくれました。
しかも、ドライバーに「タンジェ新港までバスで行くよ!」って伝えたら、バス停の前で降ろしてくれた。優しい、ありがとう。
というわけで、降ろされた場所が……
ここ! Hiltonホテルの前です。
他の方のブログで見た場所と微妙に位置が違ったので、一応場所も載せておきます。
バス停で、マレーシアからやってきたカップルとも遭遇。一緒にタンジェ新港まで行くことに。
さて、ウェブサイトによれば始発は6:25でしたが……まあ、来なかったよね。
待てど、待てども来ない。
マレーシア人カップルにタクシーをシェアしないかと誘われたけど、彼らによるとタンジェ新港までのタクシー代は1台300DH(=約3,860円)。3人でシェアしても、一人100DHか……。
諦めきれなかったので、バスを待っていた現地人に聞いてみる。すると、バスは7時ちょうどにやってくるみたい。
あと10分!なら待つしか!
というわけで、7時ちょうどにバスに乗車。
7DH(=約90円)を乗車時にドライバーに支払いました。
バスはかなりのスピードで飛ばしながら、タンジェ新港を目指す。45分くらい、バスに揺られてました。
タンジェ新港と言われて降ろされた場所は、広い道路の道端。
辺りは暗いし、こんな道端で降ろされて、フェリーターミナルの場所にたどり着けるわけねえやろ。
マレーシア人カップルたちとキョロキョロしていると、一緒にバスに乗っていた兄ちゃんが、フェリーターミナルまで連れていってくれました。よかった。
タンジェ新港のフェリーターミナルに着いたので、まずはチケットを探します。
FRSという会社の9時のフェリーに乗れそうだったのですが……片道400DH(=約5,140円)!
た、高い! ウェブサイトで見た時は380DHだったもんな。やっぱり予約していくべきだったか……。
でも、タンジェ新港行きのバスがいつ来るか分からなくて、時間読めなかったんだもん。まぁ、しゃーないか。
どれどれ、持ち金のDHは足りるかな? と思って確認したら、あと50DHだけ微妙に足りない。
チケット売り場の兄ちゃんに、残り50DHだけクレカ支払いでも良いか聞いたら……
兄ちゃん「そこにATMあるだろ。下ろしてきな」
ですよねー、ここはまだモロッコなんだから。
というわけで、ATMで100DHだけ下ろしたよ。手数料35DH(=約450円)とか、ウザすぎ!
お金を調達してチケット売り場に戻り、パスポートを渡すと……
兄ちゃん「君、日本人なのね。日本人、韓国人、中国人には、チケットを売ることが禁止されているんだ」
なんだと……嘘やろ?
私「理由は?」
兄ちゃん「さあ、知らん」
いや、これも新手の詐欺か? と思ったけど……
もしかしたら中国でコロナ感染者が増えているせいかもしれん、と思い始める。
<参考>テレ朝news「中国からの渡航者 ヨーロッパでも入国規制広がる」
しかし、私は約1ヶ月も前からモロッコに滞在しているわけだし、そもそも中国人じゃないしな……。
私「じゃあ、他の会社のチケットブースで確認してくる。じゃあね」
兄ちゃん「あ、ちょっと待って」
そう言って、兄ちゃんはパソコンをカタカタ……
兄ちゃん「はい、どうぞ。他の人には内緒ね。さあ、入り口はあっちだから」
もう、なんやねん。
無事にチケット手に入ったから、いいけどさ。
そして、疑問が晴れないまま出国ゲートまで歩きながら、ふと気づく。
お釣りもらうの、忘れた!
先に350DH渡していて、後でATMで下ろした100DHを渡したから……50DH返ってくるはずだったよね!?
ああもう、やられた。今まで出会ってきたモロッコ人が優しかったから平和ボケしてたけど、やっぱ最後までモロッコだったわ。
セキュリティーを抜けて、出国審査。
特に何も聞かれることもなく、あっさり出国。
日本人にチケット売れないって言ってたの、マジでなんだったんだろうね。
待合室で少し待ってから、バスでフェリーまで移動。
バスを降りたら、歩いてフェリーに乗車します。
ここで、パスポートの確認がありました。
これで本当に、モロッコとはおさらば。
本当、あっという間の27日間だった。
朝だからか、中はガラガラ。乗客は少なかった。
車も乗り込むサイズの船だから、さすがに設備はちゃんとしてる。
”ジブラルタル海峡を船で渡る”という長年の夢が叶ったわけだけど……
出国がドタバタすぎて疲れ果てて、ウトウトしちゃいました。
スペイン側、アルヘシラス港に着く頃には、雨が降ってきた。
でも、虹が見えたので、ちょっと嬉しい。
歩行者用の出口から、フェリーを降りる。
降りると、すぐにパスポートコントロールがあった。
入国審査もあっさり、特に何も聞かれることもなく、入国カードも不要。
セキュリティーを通り、ついにヨーロッパの大地を踏む。
というわけで、2カ国目のスペインに上陸!
なんと。タクシーの出待ちがない……だと?
街が、あまりにも静かすぎる。
どの横断歩道にもちゃんと信号があるし、ゴミも落ちてない。
なんか、モロッコの騒がしさが今さら恋しくなったよ。
歩いて、アルヘシラスのバスターミナルへ。
11:45発のラ・リネア行きのバスに乗車します。
料金は、バスに乗る時に運転手に支払いました。(€2.5=約350円)
乗って気づいたのですが……みんな、マスクしとる。
どうやら、スペインでは公共交通機関の中ではマスクをしなければならないらしく、慌ててリュックの奥底からマスクを取り出しました。
ラ・リネアのバスターミナルに到着。ここまで、1時間かからなかったと思う。
なんか、店閉まり過ぎじゃね?
ここでようやく気づいたのですが、スペインの日曜日は多くの店が閉まるみたいです。
開いているのはマックなどのファーストフードチェーンと、大きなスーパーくらい。
日曜日は飢えないようにしなければ。これ、早い段階で気づいてよかったな。
チェックイン後、少し歩いてみたけど……観光するには、ちょっと天気が悪すぎる。
ジブラルタルは、明日にお預け。
少し離れたカルフールが開いていたので、そこまで歩いて行きました。
とりあえず、スペインの物価チェックをしなければ。
日本食があった! モロッコでは見なかったから、感動。
高いけど、金を払えば食いもんには困らないな。
手が届かない値段ではなかったので、ほっと一安心。
こういう惣菜系が売ってるの、マジで助かるわ。
今日の夕飯。ペンネが入ったサラダ。
これで€3.25(=約460円)くらいだったと思う。
値段も良心的だし、これからたくさん世話になりそう。
モロッコにいた時と比べて、格段に食い物の選択肢が増えたのはめっちゃ嬉しいわ。
明日は、イギリス領ジブラルタル観光です!
※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。
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