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【Day72】フランス・リヨンからイタリア・トリノへバス移動!7時間以上の大遅延にうんざり

2023年3月24日

 

*****2023.2.22(水)*****

 

地図

Google Maps より

今日は、フランスのリヨンからイタリアトリノまで、約230kmの移動です。

 

 

昨晩のこと。

Flixbusのアプリで、明日乗る予定のバス時刻を確認していると……

 

リヨン

Flixbusアプリ画面

 

よ、4時間の遅延……だと!?

これまで2ヶ月以上旅を続けてきたが、これほどの遅延は初めてのこと。

 

とりあえず、前日に連絡が来ただけでも良かったな。明日、ゆっくり寝られるじゃん。ラッキー!

と、ポジティブに考えていましたが……

この時の私は、この遅延が序の口であることをまだ知らぬのだった。

 

 

リヨン

リヨン・ペラーシュ駅(Lyon Perrache)に到着。

Flixbusは、この駅の中にあるバスターミナル(Gare de Lyon-Perrache)から発車します。

 

リヨン

このバスターミナル、超絶わかりにくかった。

電光掲示板には、プラットホームが書かれていない。バスターミナルは左右に分かれているし、看板は目立たなくて分かりづらい。

Flixbusは、”Rhône”というバスターミナルから発着します。

 

リヨン

こんな感じで、各プラットホームには番号もふられておらず、分かりづらかった。

リヨンは多くのFlixbusが終始出入りしているので、緑のFlixbusが発着している周辺で待っていれば、とりあえずは逃さないはず。

 

 

ここで、ボルドーへ向かうフランス人ご家族に出会った。

イタリアに行くよって言ったら、「スリには気をつけなさい」って念を押されました。

実は、ホステルでもフランス人に同じようなことを忠告されていて。

 

出会うフランス人、皆が口を揃えて「スリ注意」と言う国、イタリア。

なんだか、ヤバい匂いがぷんぷんするんだが私は大丈夫かしら?

 

 

一応、プラットホームが合っているかを確認するために、隣の椅子に座っていた女性に声をかけてみる。

すると案の定、彼女も同じトリノ行きバスを待っていた。

女性はパリに住んでいるモロッコ人で、夜行便でパリからリヨンまでやってきたのだそう。パリには朝4時に到着して、そこからすでに6時間もトリノ行きバスを待っているのだという。

なんと可哀そうな。しかも、パリからやってきてトリノ行きに乗り継ぐ人が、彼女以外にも大勢もいたのよね。

4時間の遅延とはいえ、朝ゆっくり眠れた私は全然マシだった

 

リヨン

一応、バスは10時すぎにやってきたのだが……

係の人が「トリノ! ミラノ!」って乗客を呼んだにもかかわらず、「やっぱり別のバスだ」と言って、右往左往。

結局、バスが発車したのは10時半。このバス、もともと6:15発だよ?

 

フランス

フランス

左手には、ずっと雪山がそびえていた。これ、アルプス山脈だよね。

アルプス山脈を拝んだのは人生初。ちょっと嬉しくなった。

 

フランス

フランス

バスはフランスとイタリアの国境へと入っていくのだが……

 

フランスの国境ゲートを通り過ぎたところで、バスが脇に停車。

そこから、30分、1時間と待つが、いくら待っても動く気配がない。

バスの運転手はイタリア語しか喋らないので、なんの説明もない。ひたすら待たされる。

 

フランス

モロッコ人の女性が、他の乗客から聞いたという情報を教えてくれたんだけど……

バスの車高が高すぎて、この先のゲートやトンネルを通り抜けることができないらしい。

(ちなみに、乗っていたバスは2階建てバスだった。)

 

嘘だろ? アホすぎん?

いや、これが途上国の国境とかなら分かるんだけどさ。フランスとイタリアの国境だよ?

今まで旅中に腹立つことはほとんどなかったけど、さすがにイラッときた

代わりのバスが来るのか知らんけど、とりあえず待つしかないらしい。

 

フランス

昼食は、持っていたお菓子を齧った。

国境だから、外に出ても売店とか何も無かったんだよね。

海外旅行中はトラブルも想定して、ある程度の食料や水を常に持ち歩くことが大切だということを、改めて実感した。

 

フランス

2時間ほど待ったところで、隣に別のFlixbusバスがやってきた。

でもこれ、たぶん次の時間のトリノ・ミラノ行きバスで、乗客もそこそこ乗っている。

乗り換えもせず、なぜか2台並んで停車した状態で、さらに1時間ほどが経過……

 

国境に3時間ほど停車したのち、特に乗り換えもせずにバスは発車。

イタリア側のゲートも問題なく通れたし、その後のトンネルもすべて問題なくスムーズに通ることができた。

いったい、あの3時間の停車はマジでなんだったのだろうか?

 

イタリア

国境を抜けたところで、今度は15分休憩。

いや、もう休憩いらんて。1秒でも早くトリノに着きたいのに。

 

イタリア

ガソリン入れるのに手こずってて、気づけば30分休憩になっていた。

 

トリノ

18:45に、トリノのバスターミナル着。もうすっかり真っ暗じゃん。

このバス、もともとは11:20着の予定だったので、結局7時間以上の大遅延でした。

もう、めっちゃ疲れたわ。

 

 

トリノ

夕飯は、スーパーで適当に選んだ、マカロニと豆が入ったスープ的なもの。

 

 

疲れていたので、早く寝たかったんだけど……

夕飯食べていたら、トルコ人の兄ちゃんにひたすら話しかけられて、なかなか解放してくれなかった。

 

トルコ人兄ちゃん「日本の観光地のおすすめある?」

 

っていうもんだから、定番の京都を薦めたら……

 

トルコ人兄ちゃん「海がいいな」

 

とリクエストされ、今度は厳島神社を薦めてみる。すると……

 

トルコ人兄ちゃん「ビーチがいいんだけど」

 

あーもう、なら日本じゃなくてハワイに行けよ!

と内心思いつつ、今度は沖縄を薦めてみると……

 

トルコ人兄ちゃん「何ここ、ほぼ台湾じゃんw」

 

もおおお、君は日本旅行に向いてないって!

普段は、この程度の会話でイラっとはしないはずなんだけどね。

会話は絶妙に噛み合わないし、ちょっと距離が近すぎるし、しんどい時間でした。

 

 

ホステルって、一人の時間がほぼ無いことが地味に辛い

完全に一人になれるのって、トイレの個室かシャワー室だけだもん。

金があれば、ホステルなんて泊まってない。絶対にホテルの個室に泊まる。

出会いを求めてホステルに泊まっていらっしゃる旅人さん、マジで尊敬しますわ。

 

 

明日は、トリノ観光をします!

 

 

※ 為替レートは、当時のもの。1円単位は丸めています。

 

 

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