旅の出発前準備として、予防接種を受けてきました。
ひと通りの接種を終えたので、打ったワクチンの種類や費用など、長期旅行前の予防接種についてまとめておきます。
そもそも予防接種って必要?
厚生労働省は、渡航地域や渡航内容によって、必要があれば渡航前に予防接種を済ませておくことを推奨しています。
厚生労働省検疫所のFORTHというサイトに、海外渡航で検討すべき予防接種の種類の目安が詳しく書かれています。
でも、予防接種は必須というわけではなく、旅の内容や渡航先に応じて個人の判断に委ねられているのよね。
半年〜1年の期間をかけて数回にわたり接種しなければならないワクチンもあり、全ての予防接種を済ませようとすると十数万円ほどの費用がかかります。しかも、予防接種の費用は保険ではカバーされません。
世界一周などの長期旅行をする方々の中には、予防接種を受けない方もいるみたいですが……
私はとりあえず、日本でひと通りの予防接種を済ませてから出発することにしました。それなりの出費にはなったけど、これも旅の必要経費だと割り切ったよ!
どこで予防接種したの?
私は、トラベルクリニックにお願いをして、予防接種を済ませました。
厚生労働省検疫所FORTHの予防接種実施機関検索というページから、海外渡航用のワクチンを扱っている全国の医療機関を調べることができます。これで検索して、最寄りのトラベルクリニックを選びました。
事前に下調べをして、ある程度どのワクチンを打つかを検討してからトラベルクリニックに行きましたが……
正直、素人には、どのワクチンを打てば良いかの判断は難しいよね。
私は過去にアメリカに滞在していたことがあり、その際にも予防接種を受けていたため、今回の渡航ではどのワクチン接種が必要で、どれが不要なのかさっぱり分からず。
私がお世話になったトラベルクリニックでは、過去の接種記録と今回の渡航予定地域を考慮した上で、先生が最適な接種計画を立ててくれました。どの予防接種を受ければ良いか迷っているという方は、一度トラベルクリニックに相談してみると良いと思います。
ちなみに、予防接種はタイ、バンコクのスネークファームという場所でも受けられるそうです。
タイで受けたほうが、費用はだいぶ安上がりに済むみたい。
安く予防接種を済ませたい方は、海外の医療機関での接種を検討してみても良いかも。
今回接種した渡航用ワクチン
今回は、下記の予防接種を済ませました。
- A型肝炎:2回
- 狂犬病:3回
- Tdap(百日せきジフテリア破傷風混合):1回
- 日本脳炎:1回
- 腸チフス:1回
診察料を含めて、かかった費用は10万円ちょい。なかなかの出費だったぜ。
接種完了まで、半年かかりました。
基本的に、輸入ワクチンを接種しました。輸入ワクチンのほうが、海外で病院にかかった時に都合が良いと先生が言ってたような気がします。
A型肝炎は、半年から1年の間隔をあけて2回接種しなければならない点に注意。
B型肝炎は過去に受けたことがあり、また主な感染原因が性行為っぽいので、今回は不要と判断。
インドに行くかもしれないので、日本脳炎と腸チフスを一応受けておきました。
ポリオはよく分からんけど、先生から特に何も言われなかったので打っていません。
また、私は渡航予定地に東欧が含まれていたため、ダニ脳炎のワクチン接種を勧められました。
3回接種しなければならないっぽく、しかも値段が高かったので見送りましたが……正直、受けとけばよかったかも。
でもまあ、素肌を出して森や藪に入らなければ大丈夫よね!
東欧でキャンプなどのアクティビティをする方は、ダニ脳炎は打っといたほうが良いみたいです。
黄熱病については、南米と北以外のアフリカに行く予定がなかったので受けてません。
必要になったら、旅行中にどこかで打ちます。
ちなみに、私がお世話になったトラベルクリニックでは、最後に予防接種記録を発行してくれました。
接種日やワクチン名、ロット番号や回数などが英語で記載されており、もし海外で病院にかかることがあれば、この記録を見せるとスムーズに診療を受けることができるのだそう。この記録はコピーして、持ち歩くことにします。
コロナワクチンも受けたよ!
コロナワクチンも、4回目接種まで日本で済ませておきました。
新型コロナワクチン接種証明書アプリを使って、ワクチン証明書も準備完了。
ワクチン接種証明書の発行には、マイナンバーカードとパスポートが必要です。マイナンバーカードやパスポートを持っていない方は、時間に余裕をもってご準備を。
コロナワクチンを受けると前後2週間は他のワクチンを受けられなくなるので、渡航用ワクチンの接種と同時進行で受ける方は気をつけてね。
ということで、時間も金もかかったけど、予防接種完了!