かつての造船場に面して立つ、4階建ての博物館。海とともに発展したジェノヴァの500年の歴史が凝縮した博物館だ。19世紀の移民について、航海術やガレー船の歴史、ジェノヴァの歴史、コロンブスの航海など、海にまつわる展示が盛りだくさん。潜水艦の見学もできる。
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コロンブスが書いた手紙。
ガレー船の展示。
メルカトル図法など、地図の図法に関する展示。
移民に関する展示コーナー。
入り口で、パスポートのようなパンフレットをもらう。
これを使って、19世紀にイタリアからニューヨークへ渡る移民の擬似体験ができる。
船内の様子も再現されている。
イタリアからの移民は、ブラジルやアルゼンチンにも移住した。
移民の種類。
一口に移民といっても、”法的に認められた移民”、”不法移民”、”難民”、”亡命者”など、様々なカテゴリーに分かれる。
屋上からは、ガラス越しにジェノヴァの街を一望できた。
潜水艦(S518 Nazario Sauro)の内部を見学できる。
€17と入場料はお高めだが、その価値に見合うボリュームと質の展示だった。
特に、イタリアからの移民に関する展示はとても興味深く、また体験型だったので純粋に面白かった。
ジェノヴァの海洋国家としての歴史に興味がある方はもちろん、移民について知りたいという方にもおすすめ。
(撮影日:2023年2月25日)
ガラーダ海の博物館(Galata Museo del Mare)